幹事クリタのコーカイ日誌2009

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1月1日 ● 賀正&紅白雑感。

 あけましておめでとうございます。今年も「コーカイ日誌」をよろしくお願いします。年が明けたからと言って、この日誌に関しては特に新年の抱負はありません。相変わらず淡々と「ほぼ毎日」書き続けていくだけですので、変わらずお付き合いください。

 さて、紅白歌合戦です。裏のK−1も気にならなかったわけではないのですが、やっぱり紅白だよなと思って7時19分にはNHKにチャンネルを切り替えて、「ゆく年くる年」が始まるまで完璧に見てしまいました。年々紅白に対するモチベーションが高くなっていく自分が不思議です。若い頃はもう少し「けっ」と思って見たいたのに。これは年をとったせいも少しはありますが、それよりも多分紅白が「権威」ではなくなってきたことから、反発心が薄れてしまったんでしょうね。今さら「アンチ」になるほどのものかと。

 で、今年の紅白ですが、実に無難に破綻なくまとまっていました。正直、これでは生放送の面白さがありません。紅白はハプニングこそ命です。「ミソラ」とか「仮面ライダー」とか司会者が言い間違えたり、全裸と勘違いされるような衣装を着たり、マイクを吹っ飛ばしたり、そうしたハプニングを堪能すべく見ているのに、ちょっと司会者や藤原紀香が噛んだくらいで、特筆すべき事件が起きなかった今年の紅白は僕の期待に応えてくれたとは言い難かったです。

 今年はトップバッターが浜崎あゆみと布施明だったように、若いアイドル系アーティストとベテランの高齢者向け歌手を偏らないように配置していました。昔のように元気なアイドルが前半に出てきて、11時台はベテラン演歌歌手オンパレードということではなかったので、飽きずに見ることができたのは良いオペレーションだったと思います。

 審査員は北京五輪関係と大河ドラマ関係で大半を占めていました。本木雅弘も大河ドラマではないですが『坂の上の雲』の主役ですし。中では吉田沙保里の服がちょっとゴージャス&フェミニン過ぎて似合っていませんでした。高橋尚子のように和服を着てくるか、上野由岐子のようにさっぱりとしたジャケット姿の方がスポーツ選手らしくて良かったと思います。谷亮子もそうですが、どうも女子格闘技系は私服の時に過剰に女性らしさを意識してしまうのかも知れません。

 紅白どちらが勝とうがどうでも良かったのですが、今年もまた白組の圧勝でした。目玉のミスチルが決定打にはなりましたが、それがあろうがなかろうが、今の歌謡界では男性歌手の方が話題性が豊富な上に、SMAPの活躍がベースになって基礎票を固めていますから、白組優位はまだしばらく続くことでしょう。

 ただ個人的にはアンジェラ・アキの「手紙」は改めて良い歌だなと感動しました。合唱コンクール用の楽曲として、息子や娘が歌っているのは聴いていましたが、本人が熱唱しているところはほぼ初めて見ました。もし今年の紅白にMVPがあるなら、僕はアンジェラ・アキを選びます。