幹事クリタのコーカイ日誌2008

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12月10日 ● 森高がオバさんになっても。

 森高千里がシャ乱Qのコンサートにミニスカート姿でゲスト出演したそうです。歌ったのは「渡良瀬橋」「気分爽快」で、残念ながら「私がオバさんになっても」は歌わなかったようですが、実際に「オバさん」(39才だそうです)になっても歌詞とは違ってミニスカ健在で歌ったところはアッパレだと思います。彼女が「私がオバさんになっても」を歌った時に「若いからこそ歌えるけど、本当にオバさんになったらきついだろうなぁ」と思ったものでしたが、意外にオバさんになってもきつくなかったわけです。まあ時の流れの早さは確実に感じましたが。

 もっとも、いくら美脚を誇ってもオバさんはオバさん。見た目の若々しさだけでは一緒にステージに登場した松浦亜弥やモーニング娘。の面々には到底かないません。ただ女性の評価を「若さ」だけで云々するのは子どものすること。内面からにじみ出る輝きや美しさまで一緒に見て取ることができるかどうかが大人の審美眼。そういう意味では、森高の大人の女の魅力は決して若い子たちに劣るどころか優っているとすら思えました。

 それなのに、最近の世の中の女性の多くが「若さ」を追い求めて見た目ばかり気にしているのは努力の方向性を間違っていると思います。見た目を構うなと言うことではありませんし、女を捨てろ諦めろというつもりも毛頭ありませんが、ただ過剰にコスメ、エステ、ファッション情報ばかりに精通し、本の一冊も読まないで底の浅い薄っぺらな会話しかできない女性を見ると、「オバさん」になった時にどうなってしまうのかと心配になります。

 なにせ人生はオバさんになってからの方がずっと長いのです。アンチエイジングで労多くして益少ない抵抗をするよりも、見た目は年相応で構わないので、年相応の知性と教養を身につけていった方が、結果として周りの人から愛される人生になると思うのですがね。バカが可愛いと言われるのは、20代前半までですよ。

 あ、ちなみにバカなオジさんはオバさんよりもっと情けないです。男がバカで可愛いのは20代どころか、幼い子どものうちだけですから。