幹事クリタのコーカイ日誌2008

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12月5日 ● 高校の推薦入学を蹴った娘。

 うちの娘の高校受験勉強もいよいよ佳境に入ってきました。年末年始は元日を除いてずっと塾に通うことになっています。そうまでして勉強してもトップクラスの進学校に行けるわけでもなく、ごく普通の公立高校を目指しているわけで、これが血を分けた我が子かと疑わしくなるような有り様です。

 もっとも娘の才能は勉強よりも音楽とか美術とかに向いていて、今年の年賀状用のイラストも随分と上手になりました(下のイラスト「サンタの正月」です)。昨日は絵本を描いたと言って見せてくれましたが、これも確かに上手い。うーん、これまた血を分けた我が子かと疑わしくなるくらいです。

 で、娘が絵と同じくらい好きな音楽ですが、なんと愛知県で一番上手な全国レベルの吹奏楽部を持つ私立A高校から推薦入学の話がきました。その高校はもともと滑り止めで受験するつもりのところで、第一志望ではないとは言え、県でナンバー1の吹奏楽部から推薦入学を言ってきたというのは娘のプライドをかなりくすぐったようです。

 ただ娘は高校でまで吹奏楽をやるつもりはなく、部活は写真部に入りたいと考えています。音楽は友達とバンドを組んで自らはドラムを叩く予定で、これから3年間またフルート漬けの毎日を過ごすつもりにはなれなかったようです。結局少し迷いはしましたが、あっさり推薦の話を断ってしまいました。

 僕としては貧乏に喘いでいるこの状況下で、娘には何としても公立高校に進学して欲しいと考えているので助かりました。もしどうしても吹奏楽をレベルの高い私立高校で続けたいと言われたら、さすがに「金がないからダメ」などとは言いにくかったので、断ったと聞いてホッと胸をなでおろしたところです。これで後は無事に目標の公立高校に合格してくれれば良いのですが、結局今回断った滑り止めの私立に行ったりして。人生にはどんな皮肉な展開が待っているかもわかりませんからね。