幹事クリタのコーカイ日誌2008

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11月29日 ● 裁判員になってレイプ魔を有罪に。

 昨日日本全国29万5千人の人に裁判員候補の通知が発送されたそうで、早ければ今日か、遅くとも週明けの月曜日にはその通知が届くことになりそうです。20才以上の日本人って恐らく1億人程度はいるんでしょうけど、1億人中の30万人です。そりゃ宝くじよりは当たりますが、そうそう簡単に届く代物でもありません。

 で、その30万人に幸運にも入っていても、それから抽選やら面接やらを繰り返してようやく実際の裁判員になれる確率はまたかなり低いみたいで、栄えある第1回の裁判員6人に選ばれる幸運は、恐らく宝くじで3億円当てるよりもはるかに難しいことでしょう。それなのに日当わずか1万円。3億円とは言わないけれど、せめて人を裁くという重みを考えたら日当10万円程度は欲しいです。

 先ほどから裁判員になることを望んでいるような書き方をしていますけれど、実際僕はやってみたいと思っています。幸いコピーライターなんて仕事はサラリーマンとしては勤務時間に縛られない職種ですし、うちの会社は裁判員休暇も認めてくれます。なにより司法・立法・行政の三権のうちで、もっとも縁遠そうな司法の現場に立ち合えるなんて、なかなか経験できるものではありませんから、実際に裁判員になることで、もう少し司法に対して興味を持てるようになるだろうと思うのです。

 それに先日大阪地裁で下された連続レイプ犯が統合失調症を理由に無罪になった判決。あれなど法律の専門家がどう言おうが、やはり一般社会の感覚では無罪はあり得ません。このレイプ魔がこの先も社会で野放しになって同じことを繰り返すかも知れないと思ったら、どうして無罪判決が下せると言うのでしょう。判決はこのレイプ魔に「どんな犯罪をしても病気だから無罪」という免罪符を与えたようなものじゃないですか。判決を下した裁判官はアホかと。こりゃ自分が裁判員になるしかないなと。

 まあそんなに息巻いたところで350分の1だそうですから、恐らく通知は届かないことでしょう。ただこの「コーカイ日誌」は毎日アクセスが400〜500程度はあります。確率的にはこれを読んでくれている人の1人くらいには裁判員の通知が届くはずです。届いたあなたが死刑に賛成でも反対でも構いませんから、せめてレイプ魔を病気を理由に社会に野放しにすることがないように、きっちり裁いてください。よろしくお願いします。