幹事クリタのコーカイ日誌2008

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11月28日 ● 同時多発テロでアジアはさらに沈むのか。

 タイの2空港が占拠されてしまい、完全に空路がストップしているそうです。日本人も帰るに帰れずタイで足止めをくらっているそうですが、なにせ観光客もビジネスマンもたくさん行っている国ですから大変です。僕も過去に2度タイに行っていますが、「微笑みの国」というくらい人柄の良い国で居心地は悪くない国ですが、いつまでも帰れないのは不安だし困っていることでしょう。

 なんて、「大変だなぁ」なんて報道を見ていたら、インドのムンバイで同時多発テロ。ムンバイ市内の高級ホテルやレストランなど10ヶ所ほどで銃を乱射し人質を取って立て籠もっているんだとか。すでに日本人も含めて100人以上の人が死亡し、未だに人質も解放されていないところもあるらしく、のんびりと「大変だなぁ」ではとても済まない非常事態になっています。

 ムンバイはビジネス都市だけに、日本人も含めた外国人がたくさん滞在しています。そこで外国人を狙ったテロを起こされたのではたまったものではありません。これまでインドでのテロ事件というと、イスラムとヒンドゥーの対立だったと思うのですが、今回は欧米人を狙っているところが過去にない事態で、新たなイスラム過激派の登場ということになるらしいです。

 それにしてもタイ(バンコク)もムンバイも日本人ビジネスマンが頻繁に行き来している都市です。40年くらい前なら東京から札幌や博多へ出張する程度の気軽さで、最近のビジネスマンはアジア各国へ出張しています。それがこんな恐ろしい事件が続発するようでは出張も二の足を踏むことでしょうし、現地で働いている人たちも大変です。ムンバイから引き揚げるような会社も出てくるのでしょうか?

 たださえ全世界的に経済状況が悪化しているのに、これでさらにアジア経済が落ち込むようなことになると、日本の経済にも悪影響が出て我々の生活もますます悲惨なことになってしまいます。世の中が悪い方へ、悪い方へと進んでいます。どこかで転換点がくるのでしょうか?そしてそれはいつのことなのでしょうか?