幹事クリタのコーカイ日誌2008

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月11日 ● 「アフリカは国」発言。

 大統領選に負けたマケイン陣営から戦犯をペイリン副大統領候補に押しつけるためか、いろいろネガティブな情報がリークされているようです。その中でも一番ヒットしているのは「アフリカは大陸ではなく国だと思っていた」という信じられないような「おバカ」発言です。これじゃあまるでヘキサゴンファミリーと大差ありません。

 ペイリンは「リークするなんて卑劣だ」と怒っていますが、否定していないところを見ると本当に「アフリカは国」だと思っていたようです。それじゃあいくら怒っても「お前がバカ過ぎなんだから仕方ないじゃん」と思われてしまいます。と言うか、そんなおバカを州知事にしていて大丈夫か、アラスカ州。

 それにしても社会科的知識、特に地理に疎いのは日本の女性だけかと思っていたら、洋の東西を問わず人類共通の特徴なのでしょうか。クイズ番組に出ているテレビのタレントに限らず、世の中には本当に基本的な地理の知識が欠如している女性が目立ちます。

 「アフリカは国」だと思っている女性は実際にいますし、日本の都道府県をちゃんと答えられない女性もたくさんいます。県庁所在地名と都道府県名、首都名と国名がごっちゃになっているし、ましてや河川とか山脈とか平野とか半島とか湖とか、全然わかっていません。学校の社会科で習ったはずなのに、どうして忘れてしまうのでしょう?

 これが例えば数学や理科の知識ならまだ忘れてしまうのもわかります。一部の理系の人を除けば、学校を卒業したら因数分解をすることもないし、試験管を使って化学の実験をすることもないからです。しかし、女性は男性よりもはるかに旅行好きで、老いも若きもやれ温泉だ北海道だタイだハワイだ西海岸だヨーロッパだと旅行に出かけているくせに、どうして地理の知識が欠落しているのか不思議でなりません。

 もっとも世の中にはもちろん例外もいて、女性でもきちんと地理を理解している人もいますし、男性にも全くわかっていない人もたくさんいます。だから決めつけは良くありませんが、ただ傾向として多くの女性は旅行しても、その旅先について地理的歴史的知識を得ることよりも、グルメとショッピングに多くの時間と精力を割いているように思えます。きっと「そんな勉強して何が楽しいの?美味しいものを食べて素敵な景色を見てお買い物するのが楽しいに決まってるじゃない」と言われるんでしょう。ごもっともです。

 多分ほとんどの女性はそれが楽しいから旅行に行くわけで、仮に「アフリカが国」でも関係ないから全然気にしないわけです。男はグルメやショッピングに関心がないから、もし旅行に行くなら、現地の地理や歴史について調べていってその旅先に興味を持たないとつまらないんです。若い男性よりも中高年男性の方が旅行好きなのは、ただお金と時間があるからというだけではなく、そういう地理や歴史に興味が出てくる年頃だからだということもあると思います。これは頭の良い悪いということではなく、興味の方向性の違いですから、男女で差があるのも無理はないのかも知れません。

 そう言えばペイリンが非難されているのは「アフリカは国」だけではなく、服をウン千万円も買い込んだからというのもありました。いかにもペイリンは興味のもちようが女性らしい女性だったということでしょう。