幹事クリタのコーカイ日誌2008

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10月28日 ● バブル後最安値。

 株価が下がり続けています。サブプライム後の株価下落に「げっ」となっていましたが、リーマンショック後の急落はまるで他人事のように笑うしかありません。僕の資産のかなりの部分が株や投信になってしまっているので、株価が半値以下になっている今の自分の資産がどこまで減ってしまったのか、ちゃんと計算する気にもなりません。計算したところで株価が上がるわけでもないですし。

 多くの人が口を揃えて言うように、今の株価は「安すぎる」と僕も思います。しかし、だからと言って底値だから株を仕入れるというわけにもいきません。まあ買いたくても買うお金もないからなんですが、この1年くらいの間に何回「底値」だと聞いたことでしょう。そのたびに底割れしてきて、ついに7162円です。実はまだ底じゃないかもと思うと、なかなか勇気が出るものでもありません。

 僕はまだ現役のサラリーマンですから、給料が出る間は暮らしていくことはできます。もちろんあてにしていた資金がなくなったので、旅行とか贅沢は全然できませんし、子どもの教育費のやりくりも本当に苦しいのですが、株価が回復するまでは節約を重ね我慢していれば何とかなることでしょう。

 しかし、定年退職したばかりの団塊の世代の人たちはきっと退職金を運用しようとして投資していた人が多いと思うので、この状態は本当に心細く大変だと思います。定期収入がない中で、自分の資産がどんどん目減りしていったら、毎日溜息の連続でしょう。企業の経営者も含めて、自殺者がこれ以上増えないことを願うばかりです。

 今回は世界的な株安なので、麻生内閣の力だけでは限界があるかも知れませんが、何よりも経済政策を優先して実行して欲しいと思います。もちろんそれは公明党の言いなりになって人気取りのための「バラまき」をせよということではありません。円高を是正し株価が下げ止まるような施策を急務とせよということです。それがちゃんとできたら、自民党に一票投じるのもやぶさかではありません。ホテルのバーを飲み歩いても良いから、やることやってねと、面と向かって言いたいです。