幹事クリタのコーカイ日誌2008

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10月6日 ● 中日有利なクライマックスシリーズ。

 プロ野球も大詰めです。セ・リーグでは中日が広島を振り切ってクライマックスシリーズ進出を決めました。広島も頑張っていたのですが、中日は川上と井端が復帰し、李に当たりが戻ってきて戦力が整い連勝することができました。

 このタイミングでCS進出を決めたのは中日にとっては最高だったと思います。なにせタイトル争いをしている選手もいませんし、順位争いも関係なく、チームの目標はCSだけ。そこに向けて時間はたっぷりとあるのでしっかり調整することができます。故障している選手や疲れている選手は休みを取ることができるし、残っている試合で戦力になるかどうか選手の力を再チェックすることもできます。不甲斐ないシーズンだっただけに、せめてCSに勝ち、日本シリーズでのV2を果たしたいと選手も首脳陣もフロントもファンも強く思っています。全てがひとつの方向に向いているのですから、これは大きな力になります。

 それに比べて阪神と巨人の優勝争いは熾烈です。このままいくと最終戦までもつれ込むかもしれません。両チームとも主力選手に疲れがみえますが、なかなかすっきりと勝ちきれない試合が多く、鞭を入れまくってヘトヘトになりながらゴールを目指している感じがします。

 これで優勝を逃したチームは激しく消耗したままCSをいきなり迎えることになります。準備万端な中日に比べてダメージは大きく、ホームのアドバンテージを考えても圧倒的に不利でしょう。また優勝したチームは、2位に比べれば休む時間はありますが、去年もそうだったように勝ち上がって勢いに乗るチームに比べて迎え撃つ分だけ受け身になって不利だと思います。しかも激しい優勝争いを勝ち取ったことによる満足感とか緩みも出ることでしょう。しかし、そこから立て直すにはCSまでの時間が少ないのです。

 そう考えると、今年も中日のCSV2は濃厚ではないかと考えられます。昨年の「短期決戦に強い」イメージも落合監督はうまく生かしてくることでしょう。さて、日本シリーズの相手は西武かオリックスか日本ハムか。3年連続で日本ハムとでは面白くないので、西武かオリックスに出てきて欲しいですね。チームカラーも全然違うので面白い戦いになりそうですから、って、完全にCSを勝った気でいますけど。