幹事クリタのコーカイ日誌2008

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9月28日 ● 錦織と伊達が揃い踏み。

 いま日本でもっとも注目されているテニス選手、錦織圭とクルム伊達公子が来週から始まるAIGジャパンオープンに揃って参戦します。これはテニスファンとしては見逃せません。

 錦織の初戦はビッグサーバーで有名なアメリカのケンドリック。しかしランキングでは錦織より下の102位ですし勝てる相手だと思います。で、2回戦はシード選手のガルシア・ロペス。もっともシードとは言え60位台の選手ですから、これまた勝てない相手ではありません。問題は準々決勝で当たる第4シードのガスケです。昨年のこの大会で準優勝したフランスの若きエース。ジュニア時代から天才と言われたオールラウンダーです。錦織としてはかなり格上となる相手です。

 そのガスケに勝てば準決勝はフェレールとデルポトロの勝者。どちらも先日の全米オープンで対戦した因縁の選手だけに、どちらが上がってきても興味深い対戦となります。だからこそ、錦織にはなんとしてもガスケの壁を超えて欲しいと願ってしまいます。

 本戦へのワイルドカードを貰って出場のクルム伊達公子。こちらはさすがに錦織ほど大きな望みは持てません。1回戦ではいきなり強豪のイスラエルの第6シード、ランキング37位のシャハール・ピアー。トップ50の選手との対戦はさすがに38才になった伊達にとってもかなり荷が重いことでしょうが、先日の東レPPOの予選では同じ40位くらいの相手に勝っているのですから、ぜひともまた奇跡を起こして欲しいと思います。

 錦織と伊達がともに勝ち進んで週末まで残っていれば、マスコミも大きく取り上げてくれることでしょうし、そうすればますますテニス人気も上がり、地上波でのテニス中継も増えるかもしれません。ぜひ日本のテニス普及のためにも、この2人には頑張ってもらいたいところです。