台風一過の昨日のサークルのテニス。総勢２６人のメンバーが集まったのですが、男性９人に対し女性が１７人。ほぼ１：２の割合になってしまいました。うちのサークルは元々女性が多いのですが、通常はほぼ１：１で、若干女性の方が多いかな程度なんですが、昨日はとりわけ女性メンバーがたくさん集まりました。

　新しく入ってきたご夫婦もいたのですが、その奥さんの方が「女性がたくさんいるサークルを探していたんだけど、なかなか見つからない」という話をされて、うちのサークルはどうやって女性をこんなに集めているのか、と聞かれてしまいました。

　サークル創設２３年、常に女性の方が多かったものですから、よくそうやっていろいろな人から聞かれるのですが、コツとかいうほどのものはありません。気がつくといつも女性がたくさんいたんですから。その中で強いて理由らしきものを探せば、この２３年間、ずっと僕が幹事をしてきたことが大きかったのかも知れません。

　と言っても、僕がキムタクや福山雅治みたいにカッコ良くて女性にモテモテで人気があるからというのではありません。そうじゃなくて、常に僕が幹事をしていることで、メンバーに「変わらない」という安心感があるのだと思います。

　うちのサークルは僕の「独裁制」と自ら言うほど、僕に権限も情報も雑務も全て集中させてあるので、責任の所在も決定権がどこにあるのかもはっきりしています。組織のメンバーとしてはわかりやすく安心のはずです。情報も僕に集中してあるので、女性メンバーの個人情報が漏れる恐れもありません。男性幹事が集団で運営していたら、自分たちの個人情報が男性の間でいつの間にか回ってしまっているということもあるでしょうが、うちのサークルに限っては僕が厳しく管理しているので、その心配は皆無です。

　しかも僕が男なので、女性にとっては甘えやすいということもあるでしょう。同性相手では遠慮して言えないことでも、オジサン相手なら甘えて言える場合も多いと思います。決して女性だから特別扱いをしているというわけではないのですが、基本的に僕のスタンスが「レディファースト」で、女性に居心地よく、女性の気持ちを大事にしたいと思っているのですから、そういう意味では女性に甘いと思われているかも知れません。

　ただどんな商売でもそうですが、人を集めたいなら女性を大事にして女性を多く集めることです。そうすれば必然的に女性につられて男性も集まってくるのです。逆に男ばかりの所を好んでやってくる女性はいないわけではありませんが少数派です。だからまず女性を集めて、それを維持していければ、後はずっと楽に回転していきます。

　つまり女性を集めるコツはそのまま人を集めるコツであり、サークルを２３年続けながら未だに発展しているのも、ひとえに人を集め続けることができたからだと思っています。