幹事クリタのコーカイ日誌2008

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9月18日 ● ロシア3力士の再就職先は?

 大麻で解雇された若の鵬、露鵬、白露山の3人。若の鵬は「解雇は不当」と裁判を起こそうとしているようですが、恐らくそんなことをしても認められるはずもなく、角界への復帰は不可能でしょう。そこまで相撲協会も世間も甘くはありません。

 ただ、まだ若い彼らがこの先どうやって生きていくのか、それはちょっと心配ではあります。確かに大麻を吸引した彼らは愚かですが、日本とロシアの文化の違いや、その年齢、さらに初犯であることを考えると、これ以上バッシングして彼らを追い詰めることもないような気がします。なにせリンチして人を殺したわけではありません。国によっては合法な大麻を気晴らしに吸っただけで、人にひどい迷惑をかけたわけではないのです。若の鵬が「謝れば許してもらえると思った」という気持ちもわからないではありません。

 それに、彼らロシアの若者に甘い言葉を囁いて日本に連れてきたのは、紛れもなく日本人である相撲協会の親方たちです。右も左もわからない彼らを連れてきておいて、きちんと教育もせずに甘やかし、いざとなったら切り捨てるというのでは、いかにも無責任だと思います。

 親方たちが責任を取るというのならば、彼ら若者を指導せずに、こんな目に遭わせた責任も3人に対してとるべきです。なにせ親方は彼らの日本での「親代わり」なのですから、迷惑をかけた不肖の息子だからと言って、簡単に勘当していいというものでもないでしょう。

 まずは彼らが力士に戻れない以上、きちんと生計を立てていけるように再就職先を探してやらないといけません。きっとロシアに帰っても体がでかいだけの役立たずなんですから、日本での知名度・話題性を生かして、どこかのプロレス団体にでも話しをつけてやるくらいのことはしてもバチは当たらないでしょう。

 それができないのならば、タニマチに頼んでせめてガードマンでも何でもいいので再就職できるようなところを探してやるとか、本人たちの希望を聞いて「手に職」をつけさせるか、それとも資金を貸してやってロシア料理の店でも出させてやるとか。単に放り出してしまうと、暴力団の用心棒みたいなものになって、もっと凶悪な犯罪を犯すかも知れないのですから、連れてきた責任をとって最後まで面倒を見るべきだと思います。