幹事クリタのコーカイ日誌2008

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6月30日 ● 南アフリカW杯へ最後の難関。

 2010年の南アフリカW杯アジア最終予選の組分けが発表され、日本はオーストラリア、カタール、バーレーン、ウズベキスタンと同じ組に入りました。この5ヶ国の中で2位に入ればW杯にいけるわけです。アジアのW杯常連国である韓国もサウジアラビアもイランも別の組になったのはラッキーだと思いますが、じゃあ日本は楽勝かと言うと、そうでもなさそうです。

 まず問題は近い国がないので、アウェーの戦い方や調整の仕方が難しいこと。中東2ヶ国に中央アジアにオセアニア。いずれも遠いし気候も東アジアとはかなり違います。繊細な日本代表がアウェーでの洗礼を浴びてしまうと、南アフリカは遠のいていきます。環境、体調、食事などあらゆる面でのタフさを要求される最終予選になります。

 しかも初戦がアウェーでバーレーン戦。先頃の3次予選で鎬を削ったバーレーンといきなりアウェーというのは苦しいスタートになりそうです。ここで勝ち点を落とすようなことになると、バーレーンだけではなく他の国にまで「よし」と勢いをつけることになります。一応この5ヶ国の中では日本は有力国なだけにマークが厳しくなるのは当然。だからこそ最初にきちんと勝っておかないといけません。

 日本の攻撃力が低いことは、日本人のみならずアジア各国が知るところ。今さら爆発的に点が取れるわけもないのですから、いかにきちんと守って失点を防ぎ、セットプレーや少ないチャンスをものにしていくかがポイントになります。得点力がないのだから先制されたら逆転は難しい。それだけにお互いに先制点を巡る攻防になりそうです。

 日韓W杯の頃に比べると、サッカー人気も代表人気も格段に落ちています。もし最終予選で敗退してW杯に出られないような事態になったら、サッカー人気の凋落は止められなくなってしまいます。瀬戸際の日本サッカー。で、本当にこのまま岡ちゃんで良いのか?オシムの復帰も改めて考えてみたらどうかと思いますけど。