幹事クリタのコーカイ日誌2008

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6月15日 ● 己の足の短さに涙した。

 先日ジーンズを買いました。残念ながら裾を直さないでジーンズを履けるような足の長さを持ち合わせていないので、「少しばかり」切ってもらいました。その時に手続きをしてくれた若い男性が「新人研修中」の名札をつけて、実にもたもたとやっていたので「大丈夫かなぁ」と不安には思いましたが、まさか「他のベテランに代わってくれ」とも言えずに売り場を離れました。

 ところがこの不安は的中し、直し終わったジーンズを貰って家で履いてみたら、随分と裾丈が短いのです。裾から足が5センチくらい出ています。かかとで合わせてもらったはずなのに(最近はもっと裾丈を長くするらしいのですがオジサンなのであまり引きずるようなのは勘弁してもらいました)「なんじゃこりゃ」状態でした。

 面倒ですがまた店にとって返してクレームをつけて、交換してもらい何とか納得のいく裾丈のジーンズを手に入れることができたのですが、改めて自分の股下の短さを恨んでしまいました。だってその若い店員が書いた直しの長さのメモには「69センチ」となっていたのです。いくらなんでもそりゃないでしょう。それが股下なら身長172センチの僕の座高は1メートル超えちゃうじゃん。メジャーで測った時に5センチ読み誤ったのは間違いありません。それでも大した数字ではなく、むしろ短い方なんでしょうが、そう書いた店員がその数字に疑問を持たなかったことが情けないんですけど。

 最近の20代は実に足が長く、僕たち40代と比べて身長は同じでもプロポーションは明らかに違います。僕たちの世代では川崎麻世と浅野ゆう子が「足が長い」タレントとして有名でしたが、今は普通の女の子でも浅野ゆう子と遜色ない子がいますし、まして山田優のようなタレントともなると、その足の長さは圧倒的です。

 あまり足が長すぎて「既製のパンツでは丈が短くて履けない」という話を聞いたことがありますが、ごっそりと裾を切ってもらう僕なんかにしたら信じられない話です。この切って役に立たない布地の分をお金返してくれと言いたいくらいなんですから。なんでもっと裾丈を短く作らないのかと思っていましたが、足りない人がいるんじゃ仕方ないですね。もう若者向けブランドのジーンズは怖くて買えません。

 こんな僕でも10代の頃は「最近の若者は背が高くなってスタイルが良くなった」と40代くらいのオジサンから言われたものなんですけどね。彼らはもう70代ですか。そりゃまあ僕らの方が足は長かったよなぁ。今は全く逆の立場です。時代はどんどん先にいってしまうのですね。