幹事クリタのコーカイ日誌2008

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5月11日 ● 愛車が売られていた。

 我が家に来た2台の中古車がやってきて1週間以上。それぞれに満足はしているのですが、6年半も我が家で愛されてきた前の車の何とも言えないノーブルな雰囲気や乗り心地が未だに「良かった」と家族の間で語られているのもまた事実です。僕の会社のマックの壁紙は未だにこの前車のままです。

 それだけ愛着があったのに、新車価格のおよそ10分の1で買い叩かれていってしまい、いくら9万5千キロの過走行車とは言え、寂しいことよのぉ、と思っていたら、昨日同型車をネットで検索して、いきなり見つけてしまいました。同じタイプの別の車かとも思いましたが、写真を見て一目でわかりました。スペックを確かめれば間違いなく我が愛車で、ご丁寧にトランクの中には捨てるつもりで置いていった三角表示板もそのまま置いてありました。思わず懐かしさに涙が出そうでした。

 僕が売買した店とは別系列の、しかも大阪の中古車屋に並んでいるようです。その店の他の在庫車を見ると格安車が多いので、そういうタイプの業者に引き取った中古車屋が売ったのでしょう。写真で見る限りは一応キレイに掃除されているようですが、それほど手を入れられた形跡もありません。なにせ4月28日に引き取られて10日後には大阪で売られているわけですから、きっと細かい傷を直したくらいで、ほぼそのまま売られているようです。ただETCだけは取り外されていました。なぜ?

 価格も破格値でした。同タイプの車が大体120万円くらいなのに、なんと驚きの85万円。45万円で下取りして、業者に55万円で転売したとしても、85万円は安いんじゃないのかな?経費もろもろを考えたら、ほとんど儲けのない商売だと思うんですけど。

 だからお買い得車だとは思うのですが、ただ前オーナーから言わせてもらえば、壊れるよぉ。これだけ短い期間ですぐに売っているようでは、ちゃんと点検整備したとは思えませんから。格安車には格安車なりの理由があることを、自らの愛車で確認してしまった思いです。壊れることさえ除けば、本当に良い車なんですけどね。