幹事クリタのコーカイ日誌2008

[ 前日翌日最新今月 ]


 
4月6日 ● ドラもグラも好調。

 川上のまさかの3連発被弾で巨人に負け、翌日もヤクルトに守乱から失点して連敗。悪い流れでこのまま崩れるかと思った中日ですが、昨日はアライバにウッズのホームラン攻勢でなんとか勝って連敗ストップ。ひたすら走る阪神を何とか追撃しています。

 今年の中日は本塁打がリーグ1位、盗塁がリーグ最下位と、まるで巨人のような野球をしています。昨日もアライバがアベック本塁打を放ったように、上位から下位まで満遍なく一発が打てる打線ですが、代わりに走れるレギュラーはアライバだけ。本来はヤクルトのようなスモールベースボールこそが持ち味だと思っていましたが、いつの間にか巨人型の巨砲主義になっていました。もっとも巨人と違って、一発のある中軸もきちんとチームバッティングができますし、走れて小技も使える1、2番がいる以上、巨人よりは打線として上かも知れません。

 投手力も相変わらずきっちり安定していて、チーム防御率も阪神にわずかに劣ってはいるものの2.19と十分なレベル。先発陣が毎試合ちゃんと投げて試合を作っていますし、岩瀬も変わらず元気ですから、この調子を維持していけば阪神追撃は問題ないでしょう。

 中日だけではなく、J1名古屋グランパスエイトも絶好調です。鹿島が阪神のごとき強さで5戦全勝と突っ走っていますが、名古屋も初戦引き分けの後の4連勝。ぴったりと後を追っています。実は去年も名古屋は開幕から4連勝と絶好調でした。ところが途中から故障者が相次ぎあえなくペースダウン。いつものように中位でウロウロする羽目になってしまったのですが、潜在的な能力では上位と遜色はないのではと思っていました。

 今年はストイコビッチ監督になって体制が整いファンの注目も集めているので、選手のモチベーションが上がっているのかも知れませんが、それだけではなく今の成績は前監督のフェルホーセンの指導の賜物だと思います。フェルホーセンはツキのない監督で結果が出ませんでしたが、僕は目指すべきサッカーは決して間違っていなかったと思います。

 ちょうど山田監督の元でそこそこの力がありながら優勝できなかった中日が、落合監督になって同じ戦力ながらセ・リーグ優勝を果たしたように、今年の名古屋もピクシーの魔力で優勝できるのではないかと期待しています。野球でもサッカーでも地元チームが強いと、スポーツニュースも見る楽しみが増します。このまま秋まで頑張って欲しいなぁ。