幹事クリタのコーカイ日誌2008

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4月4日 ● 巨人はこれで火がつくか?

 昨日の巨人vs中日3連戦の第3戦。先発の川上は快調に飛ばし、5回には不調だった和田の3ランも飛び出し、すっかり中日の楽勝ムード。逆に火が消えたかのように静まり返る東京ドーム。がっくり落ち込む巨人ベンチ。阪神も負けているし、これでいよいよ待望の首位かとご満悦の中日ファンが見守る7回裏。無死1、2塁のピンチも何とか2死まで漕ぎ着けてやれやれと思った瞬間、川上の大学時代からのライバル高橋由にレフトスタンドへ運ばれてしまいました。

 がっくり落ち込み川上。しかしまだ1点リードしています。もう1イニング抑えれば守護神岩瀬も待機しているのですから、気持ちを切り替えろ川上、と思っていた矢先に、なんと亀井に完璧なホームランをライトスタンドに打ち込まれてしまいました。亀井?なんでそんな奴に打たれる?川上は高橋由に打たれたショックを引きずっていたとしか思えません。また川上の悪い病気が出てしまいました。同点。そしてそれも束の間、次打者小笠原にまでスタンドに運ばれて、あっと言う間の逆転劇。信じられない展開に、巨人ファンは歓喜、中日ファンは唖然です。

 開幕から5試合、完全に死んでいた巨人が生き返ってしまった瞬間でした。もし今年巨人が優勝したら、この試合の3連発が転機になったと言われることでしょう。1985年の阪神。槇原から放った掛布、バース、岡田のバックスクリーン3連発並みの衝撃です。

 もちろん、まだ上位と下位には大きなゲーム差があります。なにせ6試合を終わって1敗の3チームと1勝の3チームなのですから。ただ戦力的には圧倒的な巨人をいかに今のうちに叩いて沈めておくかは、残る5チームの大きな課題のはずです。できることならGWくらいまでは少なくとも死んでいてくれないと困ります。

 今日からの巨人vs阪神の3連戦で、巨人が一気に勝ち越すようなことがあると、本格的に巨人は復活してきます。川上が火をつけてしまったということにならないと良いのですが。