年度が替わるこの時期は、会社も人事異動があり人の出入りが激しくなります。特に僕の住む地域は転勤族が多いだけではなく学生街でもあるので、卒業する学生や入学してくる学生もたくさんいて、町のあちらこちらで引っ越しトラックを見かけるし、粗大ゴミもたくさん捨てられています。

　当然テニスサークルにもそういう異動の時期というのは影響するので、毎年春はメンバーの入れ替わりが多いのですが、今はそういう「例年恒例」の入れ替わりではなく、どうも数年に一度の大幅なメンバー交代時期に来ているように感じます。

　この１年くらいの間にサークルの中心的なメンバーが随分と去っていきました。２０年以上もサークルを運営しているので、過去にもこうしたことが数回あったのですが、幹事としてはかなり辛く苦しい時期です。気心の知れたメンバーが助けてくれるからこそ、サークル運営も何とか成り立っていくのですが、支えてくれる人がいないと一人ではかなり苦しくなりますし、そうなると「なんでこんなことやっているんだ？」と疑問にさえ感じてしまいます。

　過去のそういう時期は、それでも何とか頑張って耐えていると、いつの間にか新しい中心メンバーが育ってきていて、乗り越えられたのですが、２０代や３０代のうちならともかく、僕も４０代後半ですから、いつまで頑張っていられるのか自分でも不安になってきます。本音を言えば「もっと楽にテニスがしたい」んですけど、それはつまるところサークルを放り出してしまうことになりますから、なかなかそこまでは踏み切れません。一応責任感もあるので、やめてしまうのも大変なんです。

　ずるずると惰性でもサークルを続けられれば良いのですが、それも限界があります。しかも最近は人間関係が希薄になってきている社会的傾向がサークルにも見られて、昔に比べイベントには参加せずテニスコートだけの付き合いに限定している人が増えました。それがまた幹事としては歯痒いところです。せっかくテニスを通じて知り合ったのに、それをテニスだけに限定してしまってはつまらないだろうと思うのですが、そうは考えない人が増えてきたんでしょうね。

　寂しいのでパワーとエネルギーのあるメンバーが入ってきてくれないかなぁと願って、サークルのメンバー募集要項も少し変えてみました。毎週参加できて、テニスがそこそこ上手くて、人柄が良くて、付き合いが良くて、よく気のつく方がいたら（男女問わず）ぜひご連絡ください。大歓迎します。そんな神様みたいな人じゃなくても、暇で付き合いが良いだけでも歓迎します。