幹事クリタのコーカイ日誌2008

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3月24日 ● パ・リーグとオープン戦のどちらが裏か。

 ここのところ毎年プロ野球はパ・リーグの方が1週間ほど先に開幕しています。パ・リーグは先にプレーオフを導入していることもありましたが、それよりもセパ同時に開幕するとパ・リーグへの注目度が低くなるからというのが本音だろうと思います。

 ところが今年はセ・リーグ(巨人と阪神だけですが)が、なんとメジャーリーグのアスレチックスやレッドソックスとオープン戦をやっているために、すっかりパ・リーグの公式戦が「裏」扱いになってしまいました。スポーツニュースでもレッドソックスvs巨人の方が先に取り上げられてしまうのです。

 確かにオープン戦とは言え、開幕直前で仕上がり十分のメジャーチームと巨人が対戦すれば野球ファンは興味津々でしょう。ましてレッドソックスには松坂も岡島もいるのですから。昨年リーグ優勝は果たしながら、さらに強力な外国人選手を3人も他チームから引き抜いてきた「覇王」巨人が、メジャーとどれくらい戦えるのかは、誰だって見たいと思います。

 にしても、です。あくまでもオープン戦、あくまでも練習試合(もしくは花試合)と、開幕したばかりの公式戦を比べたら、少なくともマスメディアたるもの、公式戦を先に取り上げるくらいの矜持は示すべきではないでしょうか?どちらが表でどちらが裏なのか、ミーハーなファンにしっかり伝えるのがマスメディアの責任ではないかと思います。

 もちろん、こんな日程を組んだ主催者、それを許した球界にも問題があるのはわかっていますが、それを批判するメディアの少なさ、尻馬に乗ってはしゃぐ軽薄さに、日本のスポーツマスコミのレベルの低さを感じてしまいます。