幹事クリタのコーカイ日誌2008

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月19日 ● 喜多善男の最終回。

 前にも書いたように今クールは何と7本も連続ドラマを見ています。明らかにキャパシティオーバーで、録画したドラマを見るのにずっとこの2ヶ月必死なのですが、何とかそれも順番に最終回を迎えつつあり、この自転車操業も終わりが見えてきました。

 『1ポンドの福音』は子ども向けドラマらしいハッピーエンドでした。亀梨の明るいバカは意外とはまり役で、原作とは別のキャラクターとして見れば楽しむことができました。それと「猫」のコンビの小林聡美ともたいまさこがしっかり脇を固めていたので、若い俳優陣がのびのびできていたという印象で、楽しむことができました。

 そして昨晩最終回だった『あしたの、喜多善男』。多分小日向演じる喜多は死なないだろうと思って見ていましたが、思っていた以上のハッピーエンドでした。登場人物それぞれが心の闇を抱えている、だけではなく、さらに実際に保険金殺人計画までも未遂とは言え実行しようとしていたにも関わらず、ほとんど主要キャストがみんな改心して「めでたしめでたし」で終わってしまったというのは、「いいのか、それで」とちょっと思いました。

 特に栗山千明はあそこまでやったんだから無罪じゃいけないんじゃないの、と。挙げ句に松田翔太を振って自分だけヒロインぶって気分良くなってんじゃないよ、と。まあ凄みのある美人だけに、もう少し肝の据わった悪女でいて欲しかったという個人的希望ですけど。

 さて、残るは『鹿男あをによし』『佐々木夫妻の仁義なき戦い』『薔薇のない花屋』の3本(『篤姫』はもちろん『ロス・タイム・ライフ』ももう少し最終回は先なので)。鹿男と佐々木夫妻はともかく、薔薇がどういう最終回を迎えるのかはちょっと楽しみです。なにせ野島伸司ですから、最後にとんでもない力技の展開が炸裂しないとも限りません。