幹事クリタのコーカイ日誌2008

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月14日 ● ホワイトデーのプレゼント予算。

 ホワイトデーです。バレンタインデーのチョコの数だけ、ホワイトデーのお返しがあるのでしょうが、実際に昨日のホワイトデーギフトの売場を覗いてみたら、混雑度合いはさほどでもありませんでした。僕の記憶では数年前の方がはるかに賑わっていたので、最近は少し落ち着いてきたのかも知れません。

 僕自身、以前よりも義理チョコは格段に減りましたし、営業チョコはお返ししなくても良いだろうと思うと、以前のように10も20もハンカチとかポーチとかホワイトデー用に買い込むことも必要なくなりました。それは時代のせいではなく、単に僕個人の問題のような気もしますが、ともあれなければないで、ちょっと寂しい部分もありますけど、楽になったから良かったと考えることにしています。

 ただオジサンの義理関係ではなく、ちゃんと付き合っているカップルの場合は、相変わらずきちんとホワイトデーをやっているんでしょうか?と言うのも、どうも最近の若者は面倒くさがりというか、温度が低いというか、昔のようにイベントごとを2人で盛り上がろうという意気込みに欠けるような印象があるからです。

 24才の彼氏がいる女の子に「ホワイトデーはどうする?」と聞いたら、「多分会うとは思いますけど、ちゃんとプレゼントを用意してくれているかどうかはわからない」という返事でした。バレンタインデーにプレゼントしているなら大丈夫だよ、とは言っておいたものの、何とも煮え切らないというか盛り上がらない感じでした。「若い子はみんなそんなもんなの?」と聞いたら、「いや、ちゃんとやる子もいますよ。私みたいなのも多いけど」だそうですから、やはり昔よりは下火になっているのかも知れません。

 僕らが若かった頃は、ホワイトデーのプレゼント予算がガンガン右肩上がりに急成長していた時代でした。最初の頃はチョコのお返しにはマシュマロだとかキャンディだとか言われていて、チョコとあまり変わらないくらいの金額で済んだものです。その後、ハンカチとかフェイスタオルとかのような実用品や下着などに変化していき、さらにもっと普通にクリスマスや誕生日にプレゼントするようなアクセサリーやバッグなどがラインアップに加わってきました。

 当然金額も1000円、1500円といったところから始まって、3000円になり5000円になり、最近では1万円を超えるようなホワイトデーのプレゼントも当たり前になってきたようです。何となくの僕の感覚ですが、誕生日プレゼントの金額を100とすると、クリスマスプレゼントは70、ホワイトデーは昔は5〜10くらいだったのに、最近では40くらいまでに成長してきているように思います。

 なぜイベントによってこれほどプレゼントの予算に差があるかと言えば、もちろんイベントの重要度によるわけですが、それと同時に複数の人に渡す可能性の問題でもあるのです。誕生日は当然その人だけですけど、クリスマスは世界中同じタイミングですから、彼女以外にも渡す可能性はありますし、ホワイトデーにいたっては義理のお返しも含めればかなりの数を用意することがあり得ます。当然、ひとりあたまの予算は少なくなっていくわけです。

 もっとも、そんな男の理屈が彼女に通るわけがないのが辛いところですけどね。