幹事クリタのコーカイ日誌2008

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月3日 ● 書けないプロ野球オフレコトーク。

 先日某野球解説者A氏の撮影があり、たまたま彼が時間に余裕があったようで、ランチをしながら1時間以上ゆっくりと話をすることができました。キャンプ地巡りから帰ってきたばかりなので、今シーズンの各球団の様子をいろいろと教えてくれました。

 セ・リーグは巨人の戦力がダントツで「反則」級だそうです。控えの選手でオーダーを組んでも下位球団のレギュラーメンバーを上回るとか。これで優勝できなければおかしいという戦力ながら、なぜかいつもチームがまとまらないところがポイントで、それがあるから優勝候補ではあるけれど絶対とは言えないそうです。実力のある控え選手が出場機会を与えられずに腐っているけど、他チームにトレードもして貰えないのでどうしようもないとか。

 中日と阪神は底上げがなくレギュラーの高齢化も進んでいるので、むしろ若干戦力ダウンしているそうです。ただ下位3球団の主力選手がごっそり抜けてしまったので、クライマックスシリーズ進出は安泰だとか。それほどヤクルト、横浜、広島の3チームはボロボロだそうです。

 上位と下位の差があり過ぎて面白みに欠けるセ・リーグよりも、今年はパ・リーグに注目だそうです。絶対的に強いチームがなく、オリックスと楽天がかなり充実してきているので、ダンゴレースが期待できるとか。少なくともクライマックスシリーズ進出の可能性は全チームにあるそうです。「予想させられる解説者泣かせ」の状態だと彼は言ってました。

 まあこうした順位予想なら僕でもできますが、面白かったのは球界裏事情。監督経験者らしく、選手の立場だけでは知り得ないようなネタをたくさん持っていて、その一端を喋ってくれました。ただ残念ながらほとんどがオフレコでとお願いされたことばかりで、とてもここに書くことはできません。特に監督を巡る人事絡みの話は面白くて、なるほど野球チームの監督と言えばトップのようですが、実は球団という組織の中では中間管理職的側面が強いんだなということがよくわかりました。

 最後に「北京五輪には行くのか?」と聞いたところ、本人はあまり行きたくないそうです。解説者として話はもちろんあるのだけれど、やはり治安面、衛生面で不安が大きいとのこと。現段階ですでにまともなホテルは全て押さえられてしまって残っていないらしいとかで、もちろん食事も水も心配なら空気の汚れもひどいと。本人の海外嫌いを差し引いても、北京五輪、大丈夫でしょうかね?