幹事クリタのコーカイ日誌2008

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2月16日 ● ダイスケたちの活躍。

 フィギュアスケートの4大陸選手権で高橋大輔が見事に優勝しました。しかも得点は世界歴代最高の261.41点。単に優勝しただけでも立派ですが、この得点と内容で一躍高橋は次のフィギュア王者へと大きく近づいたと思います。日本のフィギュアは女子ばかりがこれまで目立ってきましたが、まだまだ層の厚さは女子には及ばないとは言え、男子も追いついてきたという感じがします。

 ところで今や日本のスポーツ界は「ダイスケ」が一大潮流です。この高橋大輔に野球の松坂大輔、ハンドボールの宮崎大輔の3人を筆頭に、バレーボールの宇佐美大輔、トランポリンの中田大輔、サッカーの奥大介、市川大祐、ラグビーの大畑大介、野球の三浦大輔、山井大介、ボクシングの内藤大助などなど。探せばまだまだいることでしょうが、とにかくトップアスリートは「ダイスケ」だらけです。

 「ダイスケ」の名前は荒木大輔からだと一般にはよく言われています。1980年夏の甲子園大会で、1年生ながら準優勝した早実のエース。今の斉藤「ハンカチ王子」佑樹の大先輩です。荒木は5季連続で甲子園に出場してアイドル投手として多くの若い女性ファンの心を掴みました。そしてこの荒木大輔にちなんで1980年以降に生まれた男の子に「ダイスケ」と名付けることが流行ったのです。

 ただ先に挙げた各界のスポーツ選手たちのうち、1980年以降に生まれているのは、高橋大輔、松坂大輔、宮崎大輔、市川大祐くらいで、後はみな1970年代生まれ。荒木大輔とは無関係です。これはつまり「荒木前」から「ダイスケ」という名前は流行していたということです。「大輔」の字が一番人気になったのは1980年以降かも知れませんが、それ以前からスポーツ好きな両親が、生まれてきた男の子に元気で健康そうな名前をと考えた時に「ダイスケ」という音の響きがいかにも好ましかったのだと思われます。

 今はまだ世間的に名が知られていない「ダイスケ」たちも、今後次々と登場してくることでしょう。高橋や松坂のお陰で、日本人の代表的な名前として「Daisuke」が世界に流布する時代も近そうです。