幹事クリタのコーカイ日誌2008

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1月31日 ● 韓国には負けたがサッカーには勝った。

 「中東の笛」以来、一躍注目の的となってしまったハンドボール。やり直しの韓国戦は戦前の予想通りに力負けを喫してしまい、結局男女とも世界最終予選に回ることには変わりありませんでしたが、一応きちんと公平な審判の元で雌雄をすっきりつけることができて良かったと思います。

 もちろん、最終的に北京五輪にいけるかどうかはかなり微妙で、男子はまだしも女子は今の実力ではまず難しいことでしょう。ただ大きな収穫は、これだけハンドボールに注目が集まったことが今だかつて日本ではなかったということ。なにせ同じ時間帯に行われたサッカーのボスニア・ヘルツェゴビナ戦よりも大きな注目が集まり、スポーツニュースでも先に扱われたのですから。サッカーのフル代表戦よりもハンドボールの方が話題になるなんて、半年前なら誰に聞いてもそんな状況は「信じられない」ということでしょう。

 スポーツ観戦好きの僕ですら、家からクルマで30分そこそこのスカイホール豊田で行われた去年9月のアジア最終予選を見に行っていないのです。もちろん豊田で行われることは知っていたし、見たいなとも思ったのですが、なにせその時期は泊まりで毎年恒例のひるがの高原でのテニスの大会に行くことになっていたので諦めたのです。まさかそこで今回の発端となった「中東の笛」が吹かれまくるとは思ってもいませんでした。こうなることがわかっていたら、是が非でもその歴史的現場を見に行ったのに残念です。

 さて、サッカーに瞬間的に勝ったハンドボールですが、これ以上のブームになるにはやはり強くならなければなりません。弱ければ本当にこのブームは一瞬で終わってしまうからです。女子は3月下旬、男子は5月下旬に開催される世界最終予選がまずはポイント。先に書いたように女子はかなり厳しいと思いますが、男子はまだ可能性はあります。ここを逃したら、またずっとハンドボールはマイナースポーツの代表格のままですから。負けられないでしょう。