白鵬が朝青龍に勝って優勝しました。決戦の一番は力の入った横綱対決らしい相撲で、久しぶりに良い相撲を見たと思います。負けはしましたが朝青龍は謹慎明けであれだけ力の入った相撲が取れるのですから大したものです。これからきちんと稽古をしたら、また完全復活しそうです。

　ところで昨日は大相撲の前に僕は久しぶりに男子ダブルスの試合に出場していました。ミックスダブルスと違って男子ダブルスというのはある意味殺伐としているというか、男の戦場という雰囲気が漂っています。特に昨日の大会はコーチクラスがゴロゴロと参加しているレベルの高いものですし、平均年齢も若く僕のような４０代後半のオジサンは数えるほどしかいません。かなり覚悟を決めての参加です。

　最近は何とか早起きを励行していたので、朝イチの試合に弱いということは随分となくなりました。昨日の試合も１試合目は相手がそこそこだったこともあって何とか勝つことができました。5-1とリードして楽勝と思ってから２つ落としてしまいましたが、それもアップ代わりと考えれば理想的な立ち上がりでした。

　しかし２試合目は現役コーチと元東海学生チャンピオンという優勝候補のペア。全くテニスのレベルが違うので勝負になりません。相手が初戦でまだ体が動いていないということもあって２ゲームは取らせてもらいましたが、向こうの体が温まってきた最後はもうボコボコに打たれて負けてしまいました。

　しかしここまではまだ負けても納得でしたが、最悪だったのは順位別トーナメントになってから。１回戦の相手は片方はかなり打てる人でしたが、もう一方は確実なテニスながらパワーがないので、そちらを狙っていけば何とか勝てるだろうという相手。しかし、立ち上がりから流れが悪く常にリードされている展開になってしまいました。途中で何回か追いつけそうなのに、僕のサービスを落としては引き離されて、結局4-6で競り負け。ペアにも申し訳ないしガックリです。

　しかも相手は地元の人たちらしく、女性も含めた多くの応援団がいて大きな声援を受けていました。それが気になって余計にプレーを乱してしまったところもあり、我ながら全く修行が足りないと痛感してしまいました。「心技体」全てにおいて未熟です。

　それにしても、もう２０数年テニスをしているのに、まだまだ修行が足りないなんて、つくづくテニスは奥が深いです。と言うか、年とともに体力筋力持久力瞬発力視力は衰える一方なので、元気な若い人たち相手に勝とうするとテクニックと戦略とメンタルを磨かなくてはいけません。言うのは簡単ですが練習時間もそれほど取れない忙しい社会人には本当に茨の道です。稽古不足でも勝てる朝青龍の凄さを痛感してしまいました。とても真似できません。