胃腸風邪もようやく回復に向かっていて、昨日から何とか量は少な目なものの食べられるようになってきました。食べられれば栄養が取れるので風邪の回復も早いので、この調子ならもう大丈夫だろうと自分でも感じています。

　食べられずにただただ寝ている時は本当に辛かったです。体力も気力も奪われているので、テレビすら見る元気がありません。目を閉じてそこにいるだけ。しかも寝続けていると、胃はますますもたれるし体が痛くなってくるので、時々体を起こすのですが、座っている姿勢もまた長い時間は辛いし。

　じっと座椅子に座って目を閉じている時には、３年前に死んだ父親を思い出しました。父も晩年はほとんど食事も取らずにいつも目を閉じてうつらうつらとしていました。食べないのでガリガリに痩せてしまい、身長が１６８センチあったにも関わらず、死ぬ間際の体重は３５ｋｇくらいでした。

　あの頃の父に話しかけてもほとんど反応がなく、ボケちゃったのかなぁ、と思っていたのですが、もしかしたら聞こえていても反応するのも無理だったのかも知れません。体力がないと喋るのも億劫でしょうし、うまくコミュニケーションができないと、頑張って伝えようとする意欲もなくなるでしょうし。

　人間、何かをする時にはやはり無理してでも食べないといけません。しっかり食べて、しっかり寝る。生きる上での基本ですね。