幹事クリタのコーカイ日誌2008

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1月17日 ● 『未来講師めぐる』&『1ポンドの福音』。

 丸2日間寝たきり生活を送って、ようやくうどんくらいは食べられるようになりました。寝たきり1日目はテレビも見られないほどぐったりしていましたが、さすがに2日目になると少し楽になってきたので、録画したまま見ていなかったドラマ2本の初回を見てみました。

 クドカン脚本が売りの『未来講師めぐる』ですが、いかにもクドカンらしいちょっとシュールなコメディ。同じ人物が別の人物になり代わるというのはクドカンの得意なパターンですが、今回は20年後の未来が見えるということで、20年後の本人が登場します。深田恭子が狂言回し的に周りの人々の未来に対して関わっていくという設定みたいですが、初回を見た限りではもうひとつ爆発力が足りない感じでした。まあ初回はキャラクターと設定の紹介だけで終わってしまったようなところもありますので、もう1〜2回は我慢して見てみます。

 『1ポンドの福音』もコメディ。こちらは高橋留美子の原作がありますから、ある意味では安心して見ていられますが、どうしても原作ファンとしては比べてしまうところが辛いところ。主人公の畑中とシスターが若すぎると思いますが、亀梨和也、黒木メイサともに思っていたよりは頑張って役作りをしていました。

 まあボクシングシーンがコントのようにしか見えないのは仕方ないとして(とても同じ階級に見えない対決はいかがなものかと)、小林聡美、光石研、もたいまさこら、脇を固めるベテラン陣をもう少し活躍させてくれても良いかも。まあ亀梨主役では仕方ないかも知れませんが。こちらももう1〜2回は様子見をします。

 それにしてもコメディというのは難しいものだと改めて感じました。「面白い」と「ふざけている」の境界線でせめぎ合っているというか、リアリティにこだわっていてはなかなか面白くならないけど、そこまでやったらただのベタなコントでしょ、というところの手前で踏みとどまらなければならないし。それにそのボーダーは多分見る人それぞれに違うでしょうからね。