幹事クリタのコーカイ日誌2008

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1月4日 ● 20年ぶりのクラス会。

 昨晩は高校のクラス会に出席しました。記憶がおぼろげで確かではありませんが、恐らく前回参加したのは20年以上前です。クラス会自体は毎年正月3日夜6時半〜と決まっていて、高校卒業以来欠かさず開催されているのですが、参加者はいつも10人未満。僕は結婚以来1月3日は毎年妻の実家で食事をすることになっていて、そうじゃない時は旅行に行っていたので、最後にクラス会に参加したのは恐らく独身時代だったと思います。

 今回参加したのは、ここのところ高校の学年全体の同窓会の幹事を熱心にやっているので、それなのにクラス会に不義理を重ねているのは申し訳ないと思ったことと、今回の幹事からクラスの連中の連絡先などを何回も尋ねられて、いつの間にか巻き込まれてしまったために断りづらくなったこともありました。なにせ卒業以来30年近く1回も欠かさずにクラス会を続けているというみんなの努力は尊敬すべきものがあります。自分がいつもいろいろな会の幹事を引き受けてやっているだけに、こういうことを続けることの大変さはよくわかるからです。

 20年振りに参加したクラス会は、レギュラーメンバーがほとんどのため、最初のうちこそちょっとペースについていくのが大変でした。久しぶりに会うメンバーがほとんどだけに、こちらはいまみんながどういう状況にあるのか掴めていないので、話についていけないのです。S葉が未だに独身だとか、K藤がフィリピンの女性と再婚したとか、N村がスーパーを経営しているとか、H本が東京から名古屋に戻ってきたとか、そういうことを自分だけ知らないので、じっとみんなの話を聞いているしかありませんでした。

 しかし、慣れるにしたがって状況も掴めてきたし、後半は高校時代の思い出話が炸裂し始めたので、そうなるともう当時と同じです。S田が追試の時にM田に身代わりを頼んだとか、その時に一緒に追試を受けたS葉やM木がM田にカンニングをさせてもらって何とか乗り切ったとか、その時の試験監督をしていた担任のK島先生がそれら全てを見て見ぬ振りをしてくれたので辛うじてみんな卒業できたとか、そんな話で盛り上がりました。

 その温厚で優しいK島先生が唯一怒ったのが、みんなでふざけてS田を級長に推薦した時で、先生が「ふざけるな」と怒るので投票をやり直したことがあったけど、その時にS田は実にせつなかった、という話は大笑いしながらも、当時は気づかなかったS田の心境を今は思いやることができました。まあそんな劣等生だったS田が今は立派に教師をしているというのもまた人生の機微を感じます。

 毎年このクラス会に参加できるかどうかはわかりませんが、できたら阪神が優勝するペースよりはハイペースで出席したいと思いました。