幹事クリタのコーカイ日誌2007

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12月27日 ● 寒中見舞いを出そうと思う。

 いままさに年賀状書きのシーズン。郵政民営化で年賀状の遅配が相次いだ今年の正月を踏まえて、来年の年賀状は早めに出したという人も多いことでしょう。我が家は5月に義母が亡くなったので喪中ですから年賀状は出しませんが、代わりに寒中見舞いを出そうと考えています。

 本来なら喪中欠礼のハガキを出してから、改めて松の内が過ぎる頃に寒中見舞いを出すべきなのでしょうが、経費節減と、喪中のハガキを出すとみんなから年賀状を貰えないのが寂しいので、敢えて喪中欠礼のハガキは出しませんでした。3年前に父が死んだ時に喪中欠礼ハガキを出したら、本当に年賀状のない寂しい正月だったので、今年は喪中なのに年賀状を出してしまったと恐縮される人がいるかも知れませんが、こちらが年賀状が欲しくてやっていることなので、遠慮せずに送っていただきたいと思っています。

 先日嵐山光三郎も雑誌に書いていましたが、今どき親が死んだからと言って本当に1年間喪に服している人間などいないでしょう。正月になれば晴れ着で初詣にも行くだろうし、お年玉もやり取りするだろうし、親戚で集まって酒を飲むことでしょう。なのに、年賀状だけ喪中だからやり取りしないなんて現実と乖離しています。

 いまの年賀状と言うのは、安否確認ツールです。年に一度、昔馴染みの人と年賀状をやり取りすることで、変わりはないかを確認する作業であり、それをなくすと、年賀状1枚でつながっていた相手だけに、そのまま縁もなくなってしまう可能性があります。

 年賀状だけの相手なんてその程度だから切れてもいいじゃん、と思う人もいるようですが、毎年の年賀状の情報量というのは結構バカになりません。住んでいるところや家族構成の変化を知ることができるし、時には仕事や趣味などもわかります。本人や家族の写真も印刷されていれば、見た目の変化も把握できます。仮に20年会っていなくてもそれだけの個人情報を知っていれば、再会時に意外と戸惑わなくて済むので、かなり最初から楽に話ができます。

 昔と違って文面も宛名もパソコンとプリンタでかなり楽に年賀状が作れるようになっているのですから、有効に利用しない手はないと思っています。