幹事クリタのコーカイ日誌2007

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12月26日 ● 小島よしおはモデルチェンジできるか。

 テレビがすっかり年末特番ばかりになってしまい、見ていてもあまり面白くありません。昨晩のモノマネ紅白なんて、かつてモノマネブームだった頃の熱気を思うと、なんだか随分と寒々しい番組になってしまった感じでした。

 とりわけ大トリの栗田貫一の桑田のモノマネなんて、今さらだし似てないし面白くないしの三重苦。それをまた無理矢理褒めそやす司会陣や審査員。もうそういう時代じゃないことなんて、司会している東野や今田だって気づいているでしょうに、そこをぶち壊せないところが、彼らがもうひとつブレイクスルーできない原因じゃないかと思ってしまいました。

 この番組には、にしおかすみこや小島よしおら、今年売れた芸人たちもたくさん出演していましたが、クリカンのみならず、すっかりマンネリ化してしまったモノマネ芸人たちの中に混じると、やはり小島よしおの勢いは如実に違いを感じさせます。出てきただけで場をさらうパワーがあります。

 かつて最初に小島よしおが出てきた時には「こんな際物、年末までもたないだろう」なんて思っていたのに、少なくとも今の勢いならこの年末年始はもちろん、来年春の改編時期も大丈夫だろうと考えられます。さすがに来年夏まで今のままではいけないような気がしますが、意外な小島よしおの賢さを見ると、その頃には何かモデルチェンジをして生き残っているような予感がします。

 と言うのも、小島よしおにはまだポテンシャルがありそうな気がするからです。いま手帳の高橋やアオキーズピザが小島を広告タレントとして起用していますが、現在の使われ方はまだ裸で彼の持ちネタをするだけ。でも今後は小島よしおにもっと意外なことをさせてみたら面白くてインパクトのある広告が作れるのではないかと思います。サラリーマン姿になっても良いし、シリアスな演技をしても良いし。少なくともダンディ坂野や波田陽区とは違って、他のことをやらせても存在感はありそうだからです。

 もし小島よしおがドラマに出たり、司会ができるようになったら、もっと活躍の場は広がりタレントとしての寿命は格段に伸びることでしょう。事務所と本人がどこまでそういうプランを考えて展開を図ろうとしているかは見えませんが、できたら新しい小島の顔を作り上げて欲しいなと思っています。