久しぶりに神戸に行ってきました。この前、神戸を訪れたのは震災の前ですから確か１５年くらい昔。その時はホテルオークラ神戸に泊まったものの、メインイベントは甲子園での阪神戦観戦だったので、メリケンパーク周辺を少し見た程度でした。さらにその前の神戸というと、２０年以上前になります。六甲山ホテルに泊まって、アップルパイと神戸の夜景を楽しんだような記憶がありますが、もはや定かではありません。

　今回は以前に比べるとかなりきっちりと神戸を堪能してきました。三宮で神戸牛を食べたし、南京町でマンゴーパフェもエビ焼売を食べたし、北野でスペイン料理も味わいました。もちろん食べることだけではなく、旧居留地も異人館も六甲山も駆け足ながら見て回ったので、かなり「にわか神戸通」になれたと思います。

　それにしてもこの連休は人出が半端じゃありません。南京町なんて人が多すぎてすれ違うのもひと苦労でしたし、北野でも風見鶏の館のあたりは床が抜けてしまうんじゃないかと心配になるほど。生田神社には若いカップルが列をなしていました。紀香効果は未だに続いているようです。まあ六甲山の紅葉は京都の紅葉ほどの混雑ではなかったのが幸いでしたけど。

　神戸はキッチュな魅力に溢れていました。正体不明な雑貨や小物、アクセサリーなどをやたらと売っているし、カラオケの客引きは激しいし、南京町にはいかにも中国製のキャラクターグッズがありました。「スティッチ」のパチモンの「ズディッチ」には、その名の通り「ズテッち」とこけそうになりました。 　もちろん港町らしいオシャレさもあるんですけど、それよりこのキッチュなところが魅力的で、いつかまた神戸に遊びに来たいと思わされてしまいました。