幹事クリタのコーカイ日誌2007

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10月14日 ● 赤福を潰すな。

 和菓子の「赤福」が製造日を改竄していたということで、マスコミからバッシングを受けています。雪印やミートホープや白い恋人ら「北海道ブランド」と同列に並べて非難を受けているようですが、話を聞いていると、そこまで鬼のように叩きまくることなのかと疑問を持ってしまいます。

 赤福の製造日というのが実は作って冷凍しておいたものの解凍日だったということですが、品質的にはそれで何の問題もなく三重県食品課も知っていてOKを出していたということです。しかも過去30年以上もそれでやってきて問題はなかったのですから、別にいいじゃんって思います。

 確かに「作りたて」で「その日のうちにお召し上がりください」と書いてあるのに嘘じゃないか、ということは言えますが、ちょっと考えてもあれだけ大量に出回っている赤福が全てその日に作りたてであるとは考えられません。需要に応じて解凍していると言われて「なるほど」とは思いましたが、それをもって「騙された」と大騒ぎしてバッシングするようなことではないでしょう。

 「食の安全」がうんぬんと言われても、赤福は過去30年間そのやり方で安全だったのですから。問題があるとしたら誤解を招くような表現をしていたことにあるので、今後はその製造流通の方法をよりきちんと説明するということで良いでしょう。なにも売場全てから赤福が撤退する必要はないと思います。

 この騒ぎで赤福にはかなりの損害が出るはずです。もし騒ぎが長引いて赤福が潰れるようなことがあったら、我々は美味しい赤福を食べることができなくなってしまいます。「解凍赤福」でも十分に美味しいのですから、あまり赤福を追い込まず大目に見てやりましょう。