幹事クリタのコーカイ日誌2007

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9月26日 ● 席替えをしました。

 会社の中で大幅な席替えをすることになりました。「席替え」って、なんだか小学校みたいですけど、本当にフロアの中で1クラス分くらいに相当する約40人がガラガラポンと席を入れ替えるんです。なんでそんなことをするのかは上司が思いついたことなんで不明ですが、結構何年かぶりの大掛かりな席替えで、僕も数年間、座り慣れた場所から変わりました。

 小学校でも席替えの時に座りたい人気のある席というのはだいたい決まっていたと思います。教室の後ろの隅の方で、廊下にすぐにエスケープできるか、もしくは窓際でぼんやり外を眺められる気持ちの良い席か。先生の真ん前に喜んで座るような子はほぼ皆無でした。

 会社でも人気のある席は決まっていて、やはり人通りが少なく静かな場所や、目立たない隅っこの方で、うるさい席、上司の目に付く席、空調の効きが悪かったり、逆に効きすぎたりする席は嫌がられます。特にうちのフロアは西側の窓際の席は西日がまともに当たって暑いのでかなり悲惨です。もっともそこには管理職が座っていて、いつも後頭部が暑そうで同情しています。

 これまでの僕の席は一番隅っこで上司の前なのはアレですけど、比較的落ち着ける場所でした。なにより隅っこでモノをいろいろ置けるところなので、それが一番でした。我々の仕事はいろいろ制作物やら資料やらモノが溜まるので、なるべくスペースに余裕がある方が嬉しいのです。

 ところが今度移ったところはフロアの真ん中で、周りも騒がしいしモノも置けません。今までよりも出入口に近くなるのが唯一の取り柄ですけど、それも騒がしさと引き換えですし、学生なら授業をエスケープする時に便利ですが、会社では出入り口が近いことは大したメリットじゃありません。

 小学校の席替えのもうひとつのポイントは「隣の席は誰か」ということがありました。もちろん隣だけではなく前後も大事ですが、とにかく周囲に座る人間との関係性というのは学校生活においては極めて重要なポイントです。好きな女の子の隣の席になったりしたら天にも昇る気分ですし、逆にいじめっ子の隣なんて地獄同然です。

 会社の場合もこれは同様で、周りにうるさい奴や気の合わない奴がいると、どうにもイライラします。逆に仲の良い気心の知れた人間がいれば何かと楽しいものです。数年前は僕の周りは仲が良いランチ友達が固まっていて、本当に楽しかったのですが、彼らが一人また一人と出て行ってしまった今、周りが誰だろうがあまり関係なくなりました。

 ただこれまでは隣の席が空席で、それはかなり気楽だったのですが、今回は当たり前のことながらちゃんと人が座っているので、それも気詰まりと言えば気詰まりです。幸いその隣人が若い女性なので、まだ少しだけ気楽ですけどね。

 もっとも、席替えが大変なのは何より荷物を片付けなければならないことにあります。今回は久々の席替えだったので溜まりに溜まった不要物を本当に捨てまくりました。不要かどうかわからないものまで気前良く捨てたので、もしかしたら必要になって慌てるかも知れませんが、とりあえず3分の1くらいになって気分はすっきりです。席替えの一番の効用はそれでしょうね。