幹事クリタのコーカイ日誌2007

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9月11日 ● スポーツあれこれ。

 秋が訪れようとしているのに、いろいろなスポーツが暑い季節です。あれもこれも見逃せなくてウロウロしています。スポーツ観戦好きは忙しいことでしょう。それぞれに短評というカタチで。

 まずはプロ野球セ・リーグ。阪神の破竹の10連勝には驚きましたが、しかしこの10連勝の間に藤川は10連投なんて投げ過ぎです。2位中日3位巨人とはわずか1.5ゲーム差。今から鞭を入れすぎていては、クライマックスシリーズの頃には潰れているかも知れません。馬なりの中日にもまだまだチャンスはあるかなぁと。

 朝青龍抜きで始まった大相撲。注目は一人横綱白鵬と新大関琴光喜。白鵬は緊張からか初日安馬に不覚をとりましたが、落ち着けばやはり優勝候補筆頭でしょう。それと「天敵」朝青龍がいない今場所の琴光喜は期待大です。先代佐渡ヶ嶽親方の供養のためにも、今場所の琴光喜には活躍して欲しいと思います。

 サッカー北京五輪アジア最終予選。かなり苦しい展開になっていますが、敵地で強敵サウジと引き分けて何とか希望はつながりました。もちろん10人のサウジを攻めきれないでスコアレスドローというのは決して誉められたものではありませんが、負けなかったというのは収穫です。今後ホームで勝ってアウェイで引き分けていけば勝ち抜けるはず。決して奇跡はいらないのですから、確実に自分たちのプレーをして欲しいです。まずはカタール戦、FWにはやはり平山が必要だと思いますが。

 男子に比べて扱いの小さい女子サッカーのW杯が中国で開幕します。「なでしこジャパン」は最低ベスト8が目標。グループリーグではドイツ、イングランド、アルゼンチンと対戦します。男子でこの組み合わせなら「死んだも同然」ですが、女子の場合は格上はドイツだけ。イングランドは互角、アルゼンチンは格下ですから、イングランドに勝てば準々決勝進出は固いことでしょう。

 そしてサッカーに比べてあまりにも扱いが小さいラグビーW杯も開幕しています。どうせ負けるからと主力を温存して裏チームを出して惨敗したオーストラリア戦のことも、これがサッカーなら大騒ぎでしょうが、ラグビーだからか世間もスルー。いよいよ表チームでのフィジー戦に挑みます。まあ正直4試合のうち1つでも勝てれば御の字なわけですけどね。これで表チームがフィジーに惨敗を喫したら、さすがにちょっと問題にされるかな。

 ドイツで行われた体操世界選手権で水鳥寿思が4個目のメダル。銀1、銅3と金メダルがないのが残念ですが、それでも僕たちのような「体操ニッポン」を知っている世代には、久々に嬉しいニュースです。かつてメダルを量産した王国復活を期待しています。

 ロンドンでは陸上100mのアサファ・パウエルが9秒74という驚異の世界新。いきなり100分の3秒も縮めてくるとは思いませんでした。こうなるといよいよ人類が9秒7を切る日もやってくるのでしょうか。限界はどこにあるのでしょうか?まあどんなに速くなっても6秒台で100mを走ることはあり得ないと思いますが。

 最後にやはり全米オープンテニス。男女とも本命のフェデラーとエナンが危なげなく優勝しました。フェデラーは新鋭ジョコビッチを退けて、ますます王者の貫禄を増しました。これで12個目のグランドスラムタイトルとなり、いよいよ来年はサンプラスが持つグランドスラムタイトル14個の偉業に追いつき追い越せるかが焦点となります。

 エナンは準々決勝、準決勝でウィリアムズ姉妹を片付けて、決勝ではかつての全米王者クズネツォバを圧倒。ついに1セットも落とさずに優勝したのですから、こちらも本当に強いという印象です。混戦の女子の中で頭ひとつ抜けた感じですね。シャラポワの不調ぶりを見るにつけ、まだしばらくはエナンの時代が続くのかなという感じでした。

 それと全米オープンの車いすテニスの部で、日本のエース国枝慎吾が優勝しました。これで国枝は単複2冠を達成するとともに、車いすテニスの4大大会で4連覇達成です。そして年間グランドスラムにも後1つと迫りました。車いすテニスということで注目度は低いですが、これほどの世界的アスリートは他の競技を見渡しても日本に他に見当たりません。もっとマスコミも取り上げてくれればと思います。