幹事クリタのコーカイ日誌2007

[ 前日翌日最新今月 ]


 
9月6日 ● 久々に試験を受けた。

 時々、学生時代の試験の夢を見てイヤな汗をかいた、という話を聞きますが、残念ながら僕はあまり試験の夢は見たことがありません。元々「勉強嫌いの試験好き」で、大学受験の時も「校外模試荒し」を友人たちとしていたくらい試験を受けること自体は好きなのです。テニスにおいても「練習嫌いの試合好き」なので、今でも何ら変わっていません。

 そんな僕でも久しぶりに試験を受けるとさすがに緊張しました。昨日、会社で各部から1人ずつ代表者がCPA(コーポレートプライバシーアソシエート=認定個人情報取扱従事者)の研修と試験を受けることになっていて、うちの部署でそういう面倒臭いことは大抵僕にお鉢が回ってくるのです。

 朝から夕方まで丸一日みっちり法律の講義を受けました。法学部出身でもないのに「個人情報保護法第18条は個人情報取得に際しての利用目的の通知を定めており、その第4項は適用除外についてで…」などと言う話を延々と聞かされるのですから、眠たさもマックスです。

 しかも顔だけ出していれば、後はぼんやりしていようが居眠りをしていようがOKという研修ならともかく、最後にCPA資格を取得するための試験まで受けなければならないのです。眠くても何とか眠気を追い払って講義を聴いて覚えなければなりません。まるで高校時代の化学の授業のようです。化学の先生は本当に「催眠術師」かと思うほどに眠たい授業をする人で、いつもとても起きてはいられませんでした。しかし僕は共通一次試験でなぜか物理と化学を選択していたので、懸命に起きて聴こうとしては眠りに落ちる繰り返しでした。今から振り返れば物理は得意だったからともかく、苦手な化学ではなく地学でも選択しておけば良かったのにと思います。

 そんなことを思い出しながら、何とか最後まで講義を聴いて、いよいよ試験です。講義終了後に30分休憩時間があったので、その間にノートとテキストを読んで一生懸命復習します。「テキストをしまってください」と言われても未練がましく開いて読んだり。全く高校時代と同じです。解答用紙が配られて名前を記入。その後に問題用紙が配られます。このあたりも高校時代の試験の雰囲気。甦る17才の自分。

 試験自体は思ったよりも簡単でした。ちゃんと講義を聴いていれば答えられる問題がほとんどで、まあ満点ではないにしろ、そこそこ取れただろうという自信はあります。意外と自分の記憶力が衰えていなかったことがちょっと嬉しかったりして。やっぱり「勉強は嫌いだけど試験は好き」は変わっていないなと思いました。

 ただ、このCPAを取得できたとしても、これは初級で「一般従業員」クラスのものだそです。次はCPPという「マネージャークラス」の資格があり、さらにその上にはCPOという「責任者クラス」のものまであるそうです。なまじ今回部署で一人だけこんな資格を取ってしまったら、今後この手の話があるたびに僕のところに回ってきてしまいます。好きじゃないことを勉強するのは辛いので、できたら勘弁してもらいたいんですけどね。