幹事クリタのコーカイ日誌2007

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7月16日 ● 大相撲名古屋場所を観戦。

 今年は名古屋場所が本場所になって50年と、名古屋の相撲ファンにとって記念すべき年。地元メディアも盛り上げようと相撲を大きく取り上げています。しかも新横綱白鵬の登場と地元出身の琴光喜が大関挑戦をしているとあって、観客の入りも十分のようです。

 僕も今場所は久しぶりに見に行かねばと思って、昨日はフェド杯が行われている豊田市総合体育館ではなく愛知県体育館に向かいました。4時直前に着いたため、すぐに幕内土俵入り、そして横綱土俵入りとなり、白鵬の不知火型の土俵入りを見ることができました。なかなか雄大で良い土俵入りでした。

 昨日の取組の見どころは、琴光喜がストレートの給金直しを狙って好調な大関魁皇と当たる1番。これは琴光喜が見事な相撲で完勝でした。次に大関同士の千代大海と琴欧州。物言いがついたので「取り直しか?」と館内のファンは沸いたのですが、軍配通り千代大海の勝ち。

 ファンがさらに沸いたのが、人気者の高見盛が朝青龍に挑戦した1番。仕切りの時には二度三度と睨み合い。高見盛のロボットチックな動きもいつも以上に気合いが入っていて観客は大喜びです。朝青龍も高見盛のパフォーマンスに燃えたのか、高見盛を土俵際でつり上げると、そのまま土俵に叩き付けるようにつり落としました。かつて千代の富士が寺尾をつり落とした時ほど見事に決まったわけではありませんが、これまた観客は大騒ぎです。

 最後は白鵬が豊ノ島の寄りに一瞬ひやりとしましたが、きっちりと勝って全勝を守りました。これで全勝は白鵬と琴光喜、1敗で朝青龍と平幕の豊真将が追っています。大関陣が相変わらず不甲斐ないのは仕方ないとして、後半戦に向けてかなり理想的な展開です。

 久しぶりの大相撲観戦でしたが、見応えのある土俵に十分満足できました。来年も行こうかなと思っています。