夏休み前の３連休を狙ったように「大型で非常に強い」台風４号が日本列島に接近してきました。このままの予想進路だと見事に九州から関東まで日本を横断していくようで、せっかくの連休が台無しになりそうです。

　僕もテニスの予定がありますが、台風のど真ん中でできるわけもないし、出かけることも危ないので家にこもっているしかありません。テニスくらいならともかく、旅行に行く人、また帰ってくる人は、交通機関がストップしてスケジュールが大幅に狂うことでしょうし、観光地の人も大打撃。そして参院選で日本列島を走り回っている政治家たちも困ることでしょう。

　先日教育テレビ「高校講座・地学」を見ていたら専門家が地球温暖化によって日本列島は雨の降り方が変わるだろうと言っていました。日本列島に降水をもたらす３大要因は「梅雨」「日本海側の大雪」「台風」で、梅雨は集中的に激しく降るようになる、雪は減って春に渇水をもたらす、そして台風は数は減るが発生すると大型化するそうです。今回の台風４号もまさにそのパターンかも。

　これらはいずれも水害（渇水も含めて）をもたらすことになります。水害を防ぐには公共事業によるハードウエアの整備が必要になり、ひいては財政を逼迫させることになるでしょう。地球温暖化はやはりロクなことはありません。

　そうそう、その地学のテレビ講座では、なぜ二酸化炭素が増えると温暖化になるのかも説明してくれました。二酸化炭素の排出量を削減しないといけないことは知っていても、それはなぜかまで、メカニズムをきちんと説明できる人はどれほどいるのでしょう？少なくとも僕は「ほー、なるほど」と思いました。暇つぶしに見る教育テレビは実に有意義です。