幹事クリタのコーカイ日誌2007

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7月8日 ● ウィンブルドン大詰め。

 雨のせいで大幅に日程が狂っていたウィンブルドンですが、それでも何とかスケジュールを間に合わせてきました。昨日は女子シングルスの決勝と男子シングルスの準決勝、それに女子ダブルスの準決勝も行われました。同時に興味のある試合が並行して行われると運営側だけではなく見る方も大変なのですが、大詰めにきて面白くなってきたことは間違いありません。

 まず女子シングルスの決勝はヴィーナス・ウィリアムズvsマリオン・バルトリという意外な組み合わせになりました。お互いに優勝候補を次々と打ち破っての決勝進出ですが、中でもバルトリはこれまでグランドスラムで大した活躍をしたことがなく、ツアーでの初優勝も昨年という新鋭で、本当に予想外のファイナリストでした。去年10月有明でのAIGオープンで中村藍子を破って優勝したのを見ているので僕も知っていましたが、そうじゃなければ「誰それ?」というレベルの選手です。

 さすがにウィンブルドンが得意なヴィーナスには通用せず、ストレートで負けてしまいました。しかし、この準優勝でバルトリはきっとひとつランクアップしてくることでしょう。ずんぐりした体格にファアバックともに両手打ちというモニカ・セレスを彷彿とさせるバルトリの今後の飛躍が楽しみです。

 男子シングルス決勝は全仏に続き、そして昨年のウィンブルドンに続いてまたもロジャー・フェデラーvsラファエル・ナダルの対戦になりました。もっとも、1位と2位の対戦と言っても、芝ではフェデラーが何枚も上手です。よほどのことがない限りフェデラー優位は動きません。ボルグ以来の5連覇達成という偉業が目前です。

 日本人ファンとして楽しみなのは、杉山愛が全仏に続いて女子ダブルスで決勝に駒を進めたことです。全仏と同じくカタリナ・スレボトニクとのペアで、準決勝では第1シードのレイモンド&ストーサー組に勝ちました。この試合では第1セットを1-6で取られ、第2セットも0-3とリードされたところからの大逆転勝利。粘ることができるレッドクレーと違い、芝コートでボレーが巧いペアに雁行陣で勝つことができたあたりに、杉山組の進化と勢いが感じられました。

 決勝の相手は第2シードのブラック&フーバー組。こちらもまた強敵ですが、タイプ的には杉山組と近いペアだけに、勢いに乗っている杉山組が一気にいけるチャンスはあると思います。試合中でも笑顔を絶やさずペアを励まし続ける杉山愛に、優勝して心からの笑顔ができることを願っています。

 NHKで男子シングルス、GAORAで女子ダブルスが生中継される予定なので、今夜はテレビの前から離れられません。本当はサッカーのように大勢で見ると楽しいんですけどね。なにせ日曜深夜なのでなかなか実現は難しいです。ひとり、部屋のテレビで応援します。


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