幹事クリタのコーカイ日誌2007

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月2日 ● 藤本美貴モー娘。脱退のメリット。

 モーニング娘。のリーダー藤本美貴がグループを脱退するそうです。原因は週刊誌で報道されたお笑いコンビ品川庄司の庄司智春との岩盤浴デートだそうです。僕も記事を読みましたが、22才の女性なら当然あり得そうな話でした。少なくとも「できちゃった婚」の辻ちゃんよりも、また未成年で40才近い中年オヤジとタバコ吹かしながら温泉一泊旅行する加護ちゃんよりも健全なお付き合いでしょう。仕事に穴をあけるわけでもないし、それくらい良いじゃんと思いました。

 ところがそれでも脱退です。事務所側の発表によると、未成年者の多いグループへの影響などを考慮し、けじめとして辞めさせてほしいと本人が脱退を申し出て、事務所側がこれを了承したとのことですが、もしこれが本当なら藤本は元々「やめたがっていた」としか思えません。だって藤本は先日「卒業」した吉澤ひとみの後にリーダーになったばかり。どんどんエースが抜けていってしまった「出しガラ」のようなモー娘。を一人で支えていく立場なのに、ここで彼女が抜けるのは事務所にとっては大きな戦力ダウンだからです。

 それにしても若い女の子の管理というのは難しいものです。昔ならアイドル歌手なんて本当に事務所が箱に閉まって鍵をかけておくように管理していたものですが、さすがに今の芸能事務所はそこまで押さえ込むことができないのでしょう。本人たちもある程度普通の女の子のように遊ぶのを当然だと思っている節があります。

 また若手芸人は女優やアイドルと交際するのが一種のステータスのように思っているみたいですし、そこそこ「ひな壇芸人」として売れている若手芸人が相手となれば、パッとしない女優やアイドルにとってはむしろ脚光を浴びてプラスになることもあるので、事務所も芸人との交際や結婚を利用している節があります。

 わかりやすいのが藤原紀香と陣内智則の結婚。相手が陣内だったために、本来の価値以上に藤原が「高嶺の花」扱いされてしまっています。藤原もかつては大型女優として期待もされていましたが、近年は「安くなった」感じがプンプンしていたのに、それ以上に安い芸人と結婚することで、逆に大物感を演出することに成功しました。同じことは井戸田潤と結婚した安達祐実にも言えます。芸人との相対化で本来のポジションよりも上にいくというしたたかな女優の戦略です。

 そう考えると、藤本も庄司との交際は悪い手ではありません。長期低落傾向のモー娘。のリーダーなんてやっているのは、落ち目の社民党党首をしている福島瑞穂みたいなものです。そんなところはさっさと飛び出て、売れっ子若手芸人とセットでテレビに出て、ありがたがられる方がどれだけ格上感が出ることか。陣内、井戸田、庄司に共通するのは、そこそこ顔は良いけど大して面白くないということ。面白くない二流芸人だからこそ女優の「格上感」を維持できるし、ルックスは悪くないから並んだ時に女優の相手として釣り合うし、女優のセンスが悪いとも言われません。この場合、問われるのは笑いのセンスではなく、おしゃれさのセンスだからです。

 さて、こうやって考えると次に狙われる若手芸人も自ずと絞られてきます。そう、顔が良くて面白くないあいつやあいつですよ、きっと。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。