幹事クリタのコーカイ日誌2007

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5月25日 ● 長年使ったものも捨てました。

 昨日無事にマンションの引き渡しも終わりました。代金も銀行口座に振り込まれて、今はプチ金持ち状態です。このお金は住宅ローンを返すか、子どもの教育資金にするのですが、ついつい小金を持ったものですからクルマ雑誌をめくって「ベンツ」とか「ボルボ」とか、日頃は考えたことがないクルマの価格を調べたりしてしまいます。

 それはともかく、20年以上住み続けたマンションを空っぽにしたものですから、中に入っていたガラクタもキレイさっぱり捨ててしまいました。その中には使ってはいないけど、今まで捨てるに捨てられずどうしようか困っていたものもたくさんあります。

 例えばごく初期のノートパソコンであるNECのPC−9801NV。古い40才以上のパソコンマニアしかわからないかも知れませんが、いわゆる「98ノート」の初期タイプです。1990年秋に発売された当時は248000円でしたが、僕はそれをちょっと後に知人から中古で4万円で買い、メモリを最大まで増設して使っていました。と言っても、実用というよりはあくまでもノートパソコンを動かして楽しんでいたというレベルですけど。当然、すぐに使わなくなって、以来15年ずっと埃をかぶったまま眠っていたのですが、今回とうとう諦めて捨ててしまいました。ヤフオクなんかでは出品されているようですが、面倒くさいですし、もともと4万円ですしね。

 新婚旅行の時に買ったサムソナイトのスーツケースも捨てました。海外旅行に行くたびにステッカーを貼っていたので、全面にステッカーが貼られてかなり賑やかなスーツケースになっていたのですが、最近は重さにめげて使わなくなってしまいました。ヨーロッパもアメリカもオーストラリアも東南アジアも一緒に行ったスーツケースでしたが、とうとう20年以上のお勤めから解放してしまいました。

 もっと古いものでは天体望遠鏡も捨てました。これは僕が小学校4年生の時に誕生日プレゼントに親に買って貰ったものですから、37年くらい前のものです。買って貰った当初は月面の観察日記をつけたり、火星や土星を見たりして、いっぱしの天体少年ぶっていたものです。しかし結婚して実家から持ってきたものの、星を見るには古い安物ですから名古屋の星空ではあまり役に立たず、かと言って昼間から覗いていては覗き魔にしか思われないため、結局押し入れの奥にしまいこんだままでした。思い出の詰まった品だけに、ちょっと捨てるのは忍びなかったのですが、なにせ場所を取るものだけに新居での居場所がありませんでした。

 一番古いのは妻が子どもの頃から使っていた鏡台。恐らく50年近く使っていたものです。今ではどこにも売っていないようなレトロなデザインで、さすがに新居に持ってきてもなぁ、ということで、残念ながら処分ということになってしまいました。もう少し時代が経てば古民具の域に達したかも知れませんが、現時点では単なる粗大ゴミでした。

 他にも20〜30年くらい使った思い入れたっぷりのモノをどんどん捨てました。スッキリしたような、でも寂しくなったような、どっちとも言えない気分を味わっています。

 

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