幹事クリタのコーカイ日誌2007

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5月17日 ● 男性喫煙率が4割を切った。

 厚生労働省の発表によると、男性の喫煙率が39.3%と初めて4割を切ったそうです。女性の喫煙率は11.3%と横バイが続いていますが、男性はどんどんタバコをやめているということですから、誠にめでたいことです。

 言われて気がついたわけでもないのですが、本当にこの1、2年の間に周囲から喫煙者が減りましたし、タバコの煙でイヤな思いすることもかなり少なくなりました。乗り物はもちろん公共スペースでの禁煙は進んでいますし、オフィスの中もごく一部の喫煙スペースを除けば禁煙です。昔は会議室の中は向こうが見えないくらいの煙で、2時間も会議をすると服にもカラダにもタバコの臭いが染みついてしまい、体調の悪い時は吐き気さえ催したものでしたけどね。

 ここまで時代が進むのに本当に長い年月がかかりました。今の会社のビルが建ったのが1989年だったのですが、新しいビルに引っ越す前に労組が新オフィスについて会社側に要求することをまとめようと組合集会を開きました。その時に意見を請われて僕は「オフィスの執務スペースは禁煙にしましょう」と提案したのですが、労組内で即座に「そんなの無理」と却下されてしまい会社に要求することさえできませんでした。

 また新しいオフィスで会社の総務が提示した当初のルールは「帰る時にはデスクはきちんと片付けて、デスクの上に残っていて良いのは電話と灰皿だけ」と言っていたのです。電話はともかくなんで灰皿がOKなんだよ!と僕は激しく憤りましたが、僕の意見に賛同してくれたのはごく少数の非喫煙者だけでした。まだそれから20年経っていないのに、時代は変われば変わるものです。ついこの間まで、タバコはどこでも吸っていいものであり、オトコの癖にタバコも吸わないのは「チキン野郎」扱いさえされかねないような野蛮な時代だったのですから。

 僕が1986年に今のテニスサークルを作る時に「禁煙サークル」にしたのは、そういう意味でかなり進歩的な決断でした。10年後の1996年にサークルのサイトを開設し、その時に高々とサイトで「禁煙」を謳ったのですが、他のサークルの人から「クリタさんのサークルはタバコが吸えないから入れない」と言われて、口では「いやぁ申し訳ないです」とか言っていましたが、内心では「禁煙って言っておいて良かった!」と思ったものです。

 それからさらに10年経った今では「禁煙」であることをことさら言わなくても、どうせそのあたりじゃタバコが吸えませんから関係なくなってきています。もっともたまにコートサイドでタバコを吸っている他のサークルの人を見ると「まだそういう人がいるんだな」と驚きますけどね。

 ところで厚生労働省の調査によると、女性30代の19.4%、20代の18.9%が喫煙しているということで、この若い女性の高い喫煙率が気になります。僕はタバコを吸う女性は昔から嫌いで、どれだけキレイな女性だろうと「マイナス30点」と思っていました。若い女性がマイナスだらけになるのは僕にとって極めて寂しいことですし、個人的な好みの問題だけではなく、まだこれから妊娠出産をする若い女性こそより禁煙すべきだと思うからです。女性向け禁煙キャンペーンをぜひ厚生労働省にお願いしたいものです。


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