幹事クリタのコーカイ日誌2007

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5月16日 ● 「新・高野連」を作ろう。

 西武の裏金問題に端を発した高校野球の特待生問題。どう考えても野球部だけが特待生制度を利用できないというのはおかしいし矛盾していると思うのですが、高野連(日本高等学校野球連盟)は、古臭い学生野球憲章を盾にとって野球部員の特待生を認める気はないようです。

 そもそも高野連というのはロクでもない時代錯誤組織ですから、今さら何かを期待することが無駄なのかも知れませんが、このままでは特に私立高校で野球をしている多くの野球部員たちが経済的に苦境に陥り退学する羽目になりかねません。もちろん、ある程度の救済措置は取られるだろうと思いますが、根本的な解決は難しいことでしょう。

 このまま特待生を認めなければ、夏の甲子園大会は強豪私立高校が軒並み予選敗退し、とんでもなくレベルの低い大会になりかねません。まあ野次馬的には1回くらい公立高校ばかりの甲子園も一興か、なんて思えますが、当の高校生にしてみれば、たまたま自分たちの時にこんな騒ぎになってしまって、甲子園はおろか野球さえ取り上げられたら「不運」だけでは済まないことでしょう。

 そこでここはひとつ私立高校がスクラムを組んで高野連に反旗を翻して新しい高校野球組織を作ることにしてはいかがでしょうか?「高校野球連盟」に対抗して「高校野球連合」を名乗れば良いでしょう。そして、朝日と毎日、そしてNHKが独占していたこれまでの高校野球の利権を、もっとオープンにして、広く金儲けをしてその利益を私立高校に還元、そのお金で野球部員の学費を賄えばいいのです。

 高校野球は莫大な利益を間違いなく生むはずです。テレビの放映権料と球場の入場料、それも全国大会だけではなく地方予選からも金が取れます。出版物、グッズだって作れば売れるし、キャラクタービジネスも可能です。「佑ちゃん人形」「マーくん饅頭」を作れば大儲けです。

 そもそも高校野球というあれだけの人気コンテンツを、当の高校生たちに還元していない今の形態が時代遅れです。アマチュアリズムの美名に隠れてコソコソせこいことをやるから、いろいろな膿が生じるのであって、もっと明朗なシステムにして、しっかり利益を出してそれを全て公表すれば良いのです。不正が生じるのは隠すからです。お金を儲けても正しく発表して、堂々と還元すれば不正は生じません。

 まあ素直にやっても監督官庁である文部科学省が認めないだろうとは思いますが、役所への根回しと世論作りが上手なプロデューサーがいて、これまで高校野球から疎外されてきた日本テレビやナベツネあたりとうまく結びつけば大どんでん返しで実現できるかも知れません。ただナベツネが絡んできたら、また別の意味で汚れてしまう可能性も大ですから、あまりお薦めの方法ではないけどね。


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