幹事クリタのコーカイ日誌2007

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5月2日 ● 名古屋のタクシーが全面禁煙に。

 名古屋地区のタクシーが昨日から一斉に禁煙になりました(こちら)。日本の大都市では初めてですが、当然今後は全国に広がっていくことでしょう。

 僕としてはむしろ「遅すぎる」と感じています。なにせタクシーの中なんてエレベーター並みに狭い密室です。時々会社の人間と一緒にタクシーに乗りますが、まれに遠慮なくタバコを吸う人間がいて辟易していたので、これでようやく解放されるかと思うと「やれやれ」です。

 ただタクシーの運転手にしたら辛い決断になる場合もあるでしょうね。自分が愛煙家だという運転手はもちろんですが、お客さんだって紳士的な人ばかりではありません。夜の錦三(名古屋の盛り場)で酔っ払った柄の悪い客が乗ってきてタバコを吸い始めたら「禁煙です」と言っても聞いてくれないだろうし、執拗に言えば殴られそうです。しかもそのお客さんが長距離だったら、運転手だって「ケースバイケース」で対応することでしょう。まあそれを責めるのは酷だと思います。

 これで乗り物関係はほぼ全て禁煙になりました。残る難物は飲食店です。もちろん最近は禁煙席と喫煙席をきちんと分けている店も増えましたが、まだまだ狭い飲み屋とか喫茶店では物理的に分煙はほぼ不可能ですし、マスターが愛煙家の場合は、全くそういうことを考慮していない場合も見受けられます。

 もちろん最初からわかっていれば、そういう店には行かないようにするのですが、できることなら客の自衛に頼るのではなく、少なくともちゃんと食事を出す店は全面禁煙にして欲しいですね。いくら手の込んだ心のこもった料理を出されても、タバコの煙が漂ってきただけで料理は台無しです。味のわからない客に料理を出すのはシェフも悲しいでしょう。愛煙家に料理の美味いまずいをちゃんと判断できるとはとても思えませんから。

 タバコを吸いながらスポーツをする人間と、料理の味を語る人間は、そもそもが矛盾しているし、少なくともそれに真剣に取り組んでいるとは僕には思えません。もちろんスポーツも料理も「単なる遊び」だと割り切っているのなら良いのですが、そんな人間がスポーツと料理を語っても聞く気にはなれないですね。まずタバコをやめてから言えよと思ってしまいますから。

 

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