「鈍感力」とか「老人力」とか「○○力」という言い方はすっかり定番になってしまいました。最初は「人間力」あたりでしょうか？とにかく何かの単語に「力」をくっつければ、それっぽい造語ができてしまうのですから便利です。

　そんなわけで僕も「ダイエット力」という言葉を思いつきました。思いついたと言っても、ネットで検索すればすでにいろいろなところで使われているようで、特に「珈琲にはダイエット力がある」のように、「これを飲めば（食べれば）痩せる」という食品に多く使われているようです。

　ただ僕が思いついた「ダイエット力」は、そういう簡単に痩せられる食品のパワーのことでではなく、真っ当に食事と運動の両面から痩せようとする人のチカラを指しています。つまり「僕にはダイエット力が不足している」とか「彼女は強烈なダイエット力の持ち主だ」というように、個人の能力としてのパワーです。

　過去に10kg弱のダイエットを２回成功させた僕ですが、最近またじわじわと体重が増えてきています。もちろん体重だけではなく、お腹の膨張も下顎の拡大もじわじわきています。「また痩せなければ」とはもちろん思っていますが、以前のように食事を抑えて毎日筋トレするというようなストイックな生活をする気力体力がありません。「痩せたらいいなぁ」と思っているだけで実行に移さない自分を「ダイエットするだけのパワー不足」すなわち「ダイエット力不足」だと思うのです。

　ダイエットに必要なのは何よりも強い意志。残念ながら年とともに自分に甘くなっていくみたいで、僕は「ダイエット力」がどんどん落ちてきていることを痛感しています。