幹事クリタのコーカイ日誌2007

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4月11日 ● 新人類世代の定年後。

 昨日の続きです。医者から「インフルエンザの可能性が高い」と言われたので、そのつもりで会社を休めるように根回ししていたのに、結局熱は上がりませんでした。午前中こそ37度そこそこの熱はありましたが、おとなしく寝ていたら午後には平熱に下がりました。喉は相変わらず痛いものの、それ以外に風邪らしい症状もさして出なかったので、やはり喉の痛みと悪寒を覚えた直後に対応をしたのが良かったのでしょう。風邪は引き始めの対応が肝心なのです。

 そんなわけでインフルエンザではない以上、むやみに病院に行ってはかえって余計なウイルスを拾ってくることになりかねないので、昨日は1日家に篭って3時間ごとにうがいをしながら、読書とテレビとDVD鑑賞で過ごしてしまいました。春のうららかな昼下がりに、家にぽつんと一人でいるというのはなかなか快適で幸せです。マンガを読みながらPCの前にいると「定年退職したらこんな毎日なんだろうか?」とふと考えてしまいました。

 昔と違って今の60代は元気です。「サザエさん」の波平さんは52〜53才だそうですが、すでに「おじいちゃん」の枯れた雰囲気ばりばり。「サザエさん」が描かれた昭和30〜40年代なら、確かに50代前半は定年間近な世代ですから、波平さんが取り立てて老けていたわけではないと思いますが、今の定年直前世代は「島耕作」。彼ら団塊世代はまだまだ元気に走り回っています。きっとこの世代がシルバーエイジの消費行動を変えていくことでしょう。

 そして我々「新人類世代」が定年になる頃には、「オタク」文化がシルバーエイジで花開くのだと思います。なにせマンガやアニメやアイドルやゲームやPCを楽しむ文化を作り上げたのが我々の世代です。その世代が時間をたっぷり与えられたら、どこまで深く自分の趣味を掘り下げていくことやら。定年後を退屈している暇なんてないに違いありません。なにせオタクは時間が常に足りないのですから。

 さらに僕たちは「ポパイ世代」でもあります。雑誌「POPEYE」の創刊は1976年。僕は高校1年でした。テニスやサーフィンや西海岸をブームにしたポパイは1980年代の浮ついてチャラチャラした若者文化をリードしました。平均的な男子学生がファッションを楽しむようになったのも、この頃からです。一見「オタク」と「ポパイ」は結びつかないかも知れませんが、実は同じ世代の裏表。どうやって遊ぶかを考えているという意味では同じなのです。そんな我々が定年になっても、きっと遊びたいことばかりです。楽しみだなぁ。


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