幹事クリタのコーカイ日誌2007

[ 前日翌日最新今月 ]


 
4月3日 ● 名古屋→葉山9時間ドライブ。

 日曜日から月曜日に1泊2日で鎌倉に行きました。娘がどうしても「葉祥明美術館」へ行きたいと言うので春休みを利用しての家族サービスです。

 宿は安く利用できる葉山のホテルを使ったのですが、名古屋から葉山まで僕の見込みでは休憩も入れてクルマで5時間、しかし春休みの日曜日ということでプラス1時間、11時に出れば夕方5時には到着できると踏んで出発しました。

 当初は順調でした。静岡がフェーン現象で31度と真夏並の暑さになっていたのは計算外でしたが、暑さを除けば問題なし。ところが13時過ぎに昼食休憩に寄った富士川サービスエリアで予想外の情報が入ってきました。なんと13時に事故のため厚木ー大井松田間が通行止めになったというのです。

 名古屋から葉山に向かうには、直線距離で言えば東名の秦野中井インターから相模湾に出て国道134号線を東進するのが近いのですが、日曜日午後の湘南を東京方面に向かうなんて渋滞するに決まっていますから、僕としては横浜町田インターから保土ヶ谷バイパス→横浜横須賀道路で逗子インターに行くつもりでした。

 しかし厚木まで通行止めではそんな訳にも行きません。迂回するには大井松田で降りて小田原厚木道路で厚木に向かうか、もしくは国道246号線を使うか。悩みながら御殿場インターを過ぎ、渋滞に備えて足柄サービスエリアで休憩していたら、通行止めが解除になりました。僕だけではなくサービスエリアで休んでいたドライバーがみな一様にホッとして活気づいたのがわかりました。

 早速さらに東京方面に向かいます。足柄を過ぎてしばらくしたところで渋滞が数kmありましたが、それを抜けて大井松田インターに近づく時には快調でした。「なんだ、大したことないや」と安心して小田原厚木道路に迂回せずにそのまま東名を行ったのが失敗でした。インターを過ぎてすぐに渋滞。それもピタリと止まってほとんど動かないのです。3時間近く通行止めになっていて溜まったクルマがそんなに簡単に流れるはずがありません。まして春休みの日曜日の夕方、東京方面行きなんですから。

 少しずつ進みながら1時間くらいかけてようやく中井パーキングエリアへ。ここでトイレ休憩しようと思ったら、女子トイレは長蛇の列。僕だけトイレに寄っただけですぐにパーキングエリアを出ようとしたのですが、これがまた出るに出られません。なにせ本線が動いていないのですから、合流するクルマも入りようがありません。

 見たこともないような大渋滞にうんざりしながら、ようやく3kmほどを1時間近くかけて動いて秦野中井インターへ。最後の500mは申し訳ないですが路肩を走ってようやく東名を脱出しました。驚いたことにほとんどのクルマは、高速を降りずにそのまま東京に向かっていたこと。渋滞は横浜まで続いていると出ているにも関わらず、この先まだ数十kmをみんな渋滞しながら進むんだと思うと気が遠くなりそうでした。名古屋から御殿場までが2時間半だったのに、御殿場から秦野中井までも2時間かかりました。

 夕方6時近く、ようやく東名を降りて湘南を目指します。渋滞はしているだろうけど、東名よりはマシに違いないと思って二宮インターから国道134号へ。快調だったのは一瞬でした。大磯にかかったところからピタリとクルマの流れは止まってしまいました。大磯から相模川までの数kmをまたも1時間以上かけてノロノロ進みます。海岸線をどこまでも続く赤いテールランプ。ほとんどが湘南ナンバーか横浜ナンバーで、地元の人たちはもう慣れっこなんでしょう。特にイライラした素振りもなく淡々と渋滞の中を亀のように進んでいます。

 相模川を越えてからは徐々にクルマも流れるようになり、間もなく葉山に着きましたが、その時にはすでに夜8時を回っていました。実に名古屋を出てから9時間以上です。まさに運転しているだけで精も根も疲れ果ててしまいました。

 ちなみに帰りは鎌倉鶴岡八幡宮近くの駐車場から名古屋の自宅まで読み通り5時間弱でした。往路と帰路の4時間以上の差は渋滞のせいだと思うと、実に渋滞というものは時間と体力とガソリンの無駄遣いをしています。きっと東京近辺の人はこの程度の渋滞など当たり前だと思っているかも知れませんが、地方の人間にはきついです。地球に優しくないし、なにより乗っている人間に優しくありません。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。