幹事クリタのコーカイ日誌2007

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3月24日 ● 安藤美姫、跳べ4回転。

 世界フィギュアもいよいよ佳境というか、日本人的にはこれまでは「前座」でいよいよメインとなる女子シングルスが始まりました。マスコミの思惑としては、浅田真央が同い年で宿命のライバル(として盛り上げてきた)キムヨナを退けて優勝、ついでに安藤美姫が3位に入れば万々歳というところ。中野?まあそんな人もいましたね、程度の扱い。とにかく真央ちゃんメインでマスコミはずっと追いかけてきました。

 ところがノーマークだったイタリアのコストナーがいきなり67.15という高得点をマークしてしまい、これはどう扱って良いものやら、という雰囲気。しかし、その後にキムヨナが71.95という世界最高得点をマーク。一気にヒートアップしました。ただ盛り上がりはしたものの、ちょっと出すぎじゃないの、という不安感も漂ってきました。

 そしてまず安藤美姫。これまた素晴らしい演技で67.98の自己ベストをマーク。キムヨナに4点差というのもマスコミの思惑通りの良い感じで、これで後は真央ちゃんがキムヨナと接戦になる70点台さえマークしてくれれば最高の展開になるはずでした。

 しかしそんな周囲の期待がプレッシャーになったのか、あまりにもハイレベルなスコアが出過ぎて緊張したか、浅田真央はジャンプを失敗しまさかの61.32。キムヨナに10点以上の大差をつけられて5位に沈んでしまいました。マスコミの思惑は大ハズレです。

 さて、こうなるとフリーでの逆転を望めるのは安藤美姫だけでしょう。浅田真央がいくらフリーで完璧な演技をしても200点に届くかどうか。元々安定感が売りのキムヨナだけに、大きく失敗することはないでしょうから、さすがに10点以上の差を逆転するのは厳しいと思います。

 安藤美姫も普通に滑るだけでは4点差はひっくり返せませんから、思い切って4回転にチャレンジしてくるのではないかと思います。決まれば逆転優勝、ミスをすれば3位も危ういという賭けになりますが、今さら2位を守っても仕方ありません。ここは一発逆転を狙って欲しいと思います。

 幸いフリーの滑走順ではキムヨナが21番、浅田真央が22番、安藤美姫は最後の24番。前に滑るキムヨナたちの結果を見てから演技できる安藤としては、無理しても狙うか安全第一でいくかを考えることができるのは有利ですが、ここはやはり気合いで4回転。ぜひ跳んで欲しいものです。


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