幹事クリタのコーカイ日誌2007

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3月20日 ● メールの書き逃げ。

 Eメールが世の中に普及してどれくらい経つんでしょう?僕はパソコン通信時代に初めてメールに触れましたから、それから数えれば20年弱、インターネットが普及してからでも10年以上にはなるはずです。当然、物心ついた時からメール環境があるという若者も増えてきていて、メール文化も変遷してきたように思います。

 最近思うのは、どうもメールが普及したせいで、自分の都合の良いようにだけ使う身勝手な人が増えたような気がすること。つまりメールで言いたいことだけ書いて、相手とのコミュニケーションを図らずに「書き逃げ」するような人。これが会ったり電話だったりしたら、当然反論をその場で受けますから、言う内容も自分なりに吟味することでしょう。しかしメールなら独りよがりでも構いません。なにせ相手はここにいないし、すぐに反論もしてこないんですから。

 こういう人に限って、こちらから伝えたいことを懸命に書いても返事もくれません。また返事が来ても肝心なことは書かずにずれた内容のメールを送ってきて、ますます苛立たせてくれます。すれ違い続けるメールのやり取りほど、やっていて情けないものはありません。もちろん、こういう人と長い付き合いはできませんから、結局周りから淘汰されていくのですが、それまでのストレスがイヤです。

 僕はメールの返事はすぐに書きます。内容もなるべく相手に合わせて丁寧に誤解されないように気をつけます。それでも時々メールではニュアンスが伝わらずに怒られることがあります。いま流行りの「鈍感力」が十分にある人なら、そんなことは全然気にしないのかも知れませんね。メールは貰いっぱなしで返事をロクにしないし、たまに返事を書いてもレスポンスではなく、自分勝手なことばかり書いてまた知らん顔。ある意味、羨ましいです。でも、やっぱりそんな人間にはなりたくないですけど。「鈍感力」がある人になりたいと思って苦しんでいるようなセンシティブな人の方が、僕は好感がもてます。


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