幹事クリタのコーカイ日誌2007

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3月16日 ● 裏金に口止め料。

 アマチュアの2人の選手に裏金を供与していた西武ライオンズは、事件発覚後に「本人は知らないことにしてくれ」と口止め料を渡したことも認めました。ただし球団社長は「知らない」と言って辞任する気がないそうです。

 一場事件でナベツネらオーナー3人が辞任した後もずっと裏金を渡してきただけでも大問題なのに、さらに口止め工作を図り、それもバレたら今度は「現場が勝手にやったこと」って、そんな見え透いた手口は今どき政治家でもなかなか使わないですよ。西武はとことん腐っているみたいです。「コンプライアンス」って言葉は西武の辞書にはないようです。

 ここまで腐ったチームがいると、日本の球界全体のますますのイメージダウンは免れません。ファンは「どうせ西武だけじゃないだろ」と思っています。特に毎年有力な大学生・社会人選手を希望枠で獲得しているソフトバンクや巨人だって、似たようなことをやっているんじゃないかと想像してしまいます。西武ほど腐っていないとしても、裏金くらいは渡していることでしょう。

 球界は早急にこのイメージダウンを打開しなくてはなりません。具体的にはまず(1)西武球団に対する厳しい処分 (2)他の球団も本当に裏金を渡していないかの公正なチェック (3)ドラフトにおける希望枠の廃止と完全ウェーバー制の導入 このくらいはさっさとやらないといけません。

 特に西武に対して甘い処分をすると、「なんだ日興コーディアルと同じか」とファンは絶望してしまいます。開幕間近のこの時期だけに、今から球団お取り潰しというわけにもいきませんが、西武は全ての試合をビジターでやる(本拠開催権の返上)、「西武」の名前を使わせない、今年は3位以内に入ってもクライマックスシリーズへの参加を認めない、などなど、いくらでもペナルティは思いつきますから。

 とりあえず余りの西武のデタラメさに、球界が世論の反発を怖れて「完全ウェーバー制ドラフト」を導入する気運も生まれてきました。雨降って地固まるということになるかどうか、球界にどれだけ自浄能力があるかが見物です。


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