幹事クリタのコーカイ日誌2007

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2月7日 ● お祓いが必要なのか?

 9月に新居に引っ越した一番の理由は中1の娘が自分の部屋を欲しがったからです。まあ年頃ですからいつまでも高校生の息子と一緒では耐えられないのは理解できます。そんなわけで家族みんなを言いくるめて兄より広い部屋を自室に確保して大喜びの娘は「巣作り」に励んできました。

 ところが「好事魔多し」。引っ越してから4ヶ月、娘ばかり集中的に不幸に見舞われています。まず最初はカーテンをダメにしました。外廊下に接している部屋のため、娘は窓を閉め切りカーテンも常に閉めっぱなしだったために、結露がひどくカーテンにカビがついてしまったのです。せっかく懸命に選んだお気に入りのカーテンだったのにわずか2ヶ月でアウトです。

 次に新居に合わせて勉強机と一緒に購入した椅子が壊れました。新品の椅子なのに、いきなりキャスターがついている足の部分が割れたのです。娘が太りすぎて体重オーバーだからだ、とからかったのですが、それにしても小錦じゃあるまいし、新品の椅子が壊れるなんて滅多にあり得ない不幸です。

 さらに1月に入ってから購入した電気ストーブが購入後2週間で故障しました。メーカーのサービスが出張修理にきましたがどうしても原因がつかめず、結局新品と交換ということになりました。同じストーブを息子の分も一緒に買ったのに、壊れるのが娘のだけ、というのも不可解な話です。もっとも息子はほとんど使っていないようなので壊れようもないのですが。

 そして一昨日。息子とくだらないことで言い争いをして不貞寝した娘の部屋から焦げ臭い匂いがするので、慌てて部屋に飛び込んでみたら、先日交換したばかりの電気ストーブに娘の羽毛の掛け布団が接していて燃えているではありませんか。部屋の中は白い煙で充満していましたが、幸い炎はあがっていません。布団カバーの素材が燃えにくいものだったようで、焦げても炎が出なかったようです。

 煙で充満している部屋で、それでも相変わらず寝こけている娘を叩き起こし、布団を引き剥がしてストーブを消して部屋を換気。真冬の深夜に家中の空気を総入れ替えです。幸いなことに娘に怪我は無く、娘がねだって買った新品の羽毛布団が焦げてダメになっただけで済みました。もう少し気づくのが遅かったら火事になって娘も布団ごと丸焼けだったかも知れません。入居4ヶ月で新居が火事になって娘が焼死なんて悲惨極まりない話。まさに危機一髪でした。

 燃えやすいものの側にストーブを置かない、そもそもストーブをつけたまま寝るんじゃない、寒かったら重ね着をしろ、だいたい羽毛布団に入っていたら、この暖冬に寒いわけはないだろうと説教。まあ大事には至らなかったので良かったですが、本当に肝を冷やしました。一晩経っても相変わらず娘の部屋は焦げ臭く、当分の間は匂いが抜けないかも知れません。

 わずか4ヶ月の間に、自分が選んで気に入った新品のカーテン、椅子、ストーブ、羽毛布団と次々とダメにしていく娘。自分の部屋欲しさにマンションを親に買わせて「わが世の春」と浮かれているから、神様が気を引き締めるように次々と天罰を下しているのかも知れません。

 

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