幹事クリタのコーカイ日誌2007

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1月28日 ● 森光子vs八千草薫。

 ドラマ『拝啓、父上様』は本当に古典的なドラマです。全てが正統派であり、時代の変化に関係ないトラディショナルな感じがします。まあ基本は『前略、おふくろ様』に『北の国から』と『優しい時間』のエッセンスを放り込んでかきまぜてみました、ということになるんでしょうが、それでも「おいしいとこ取り」をしているので、倉本ドラマの上品な上澄みを飲んでいるような気がします。

 それと、このドラマはやたらと俳優陣の平均年齢が高いドラマでもあります。とにかく恋愛ドラマになってしまいそうな20代から30代前半くらいの俳優は、ほぼ主役の二宮和也くらい。後は10代かもしくは40才以上という偏った年齢構成になっています。ゴールデンタイムに、これだけ次から次へと画面に年寄りが出てくるドラマというのも珍しいことでしょう。

 中でも先日の放送では特別出演で森光子が登場。八千草薫相手に和室で対面していた芝居は、なかなか 迫力がありました。さすが大ベテラン同士で、観ている方が思わず引き込まれてしまいそうでした。ウルトラセブンがちゃぶ台を挟んでメトロン星人と話合う有名なシーンを彷彿とさせた、と言っては申し訳ないでしょうね。

 僕が子どもの頃には、森光子も八千草薫もお母さん役をよく演じていました。それが今では死んじゃいそうなお婆さん役。30年経てば当然とは言え、時の流れの速さを実感します。


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